maki

アラフィフ独身女性

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アラフィフ独身女性

最近の記事

定年後の働き方

昔、一緒に働いた先輩に先月会った。 リタイアまでとても苦労して働いた方で、以前に記事に書いたことがある。 リタイア後は、つらかった過去を捨てて、新しい仕事と生活を求めて遠くに引っ越したと聞いていた。 ところがそこでもまさかの苦労の連続で、ようやく逃げ出して戻ってきたという先輩は、吹っ切れている様子だった。 一部は聞いたけれど、とても語り尽くせない苦労をして、でも勉強になったよ、とたくましく笑っていた。 次の仕事探しに苦労しているとのことで、私も力になれないか動いてみた。

    • パン作り3回目~慢心と失敗

      過去の2回のパン作りは、料理ができない私にとって大成功といっていい出来だった。 料理に向かないだけでパン作りはイケるんじゃないかと勘違いした私の3回目をここに振り返り、今後の人生の戒めにしたい。 【前提】 2回目のパン、おいしかったけど自分には甘かったから、甘さ控えめで作ってみたくなった。 どうせなら、お惣菜系のパンに挑戦したくなった。 2回目のパンを少しアレンジすればいけるのではないかというぼんやりした見通しがあった。 多少レシピやプロセスに揺らぎがあっても、パンにはそ

      • 仕事できる人

        私が担当している仕事のなかで一番お堅い仕事は、某省庁がらみの仕事だ。 とある評価、ジャッジをするのだけれど、なんとも悩ましい。 評価の基準は設定されていて、それ以外の私情感情を挟まずに書類をひたすらに読むのだけれど、「基準の解釈」には人によって糊しろがあるから頭を悩ませる。 それにしても、担当の職員さんの優秀さには本当に学ぶことが多い。 会議で話の焦点が散らかっても、好き放題に個人的な感想をぶちまける人がいても、極めて大人な対応でまとめあげる。 進行役が困っていると、スッと

        • 「とりま」精神をもつ

          アラフィフは死語(この言葉自体が死語な気がする)をポロポロ使ってしまう。 若い世代の使う言葉も何とか理解したいけど、自分で使うことはない。 「とりま」もそうだ。 はじめて聞いたときは「ねぎま」と間違えた。 とりあえずまあ、を短くする意味もわからない。 短くしたいくせに、「まあ」という本来の意味を理解するのになくても支障がない副詞の一部を残すという矛盾も受け入れがたい。 書けば書くほど自分のめんどくささがでてしまうからもうやめておく。 なので言葉としての「とりま」には違和

        定年後の働き方

          パン作り2回目

          この週末はまたzoomミーティング。 Webでミーティングをすることが当たり前になってから、無駄な移動時間が減り楽になった反面、気軽にミーティングをスケジューリングされてうんざりすることもある。 「休日なんですけど、1時間以内で終わりますので」といわれると、予定があれば断るけど、ゆっくり休みたいなあ程度の私は断れず、顔を出すことになる。 Webミーティングの功罪だ。 そしてモニター越しでも顔を出すために多少なりともメイクして着替えなければならなかったから、ついでにたまってた仕

          パン作り2回目

          幸せじゃないほうが幸せ

          先日、こんなことを考えていた。 親友が、家庭の問題と仕事上の冷遇が重なって苦しんでいる。 たまに愚痴は聞くけれど、お互いに忙しい相手を気遣ってしまい、頻繁に電話するようなこともない。 彼女の処遇が改善されて、気持ちが楽になるといいなとぼんやり祈るしかできない。 今、私がマンション買ったら申し訳ないな… 全く関係なくて的はずれだし、ひどく傲慢な考えだ。 自分の歪みを強く感じる。 こういう思考回路がこびりついていて、他のことでも同じように考えてしまうことがある。 臆病者の私

          幸せじゃないほうが幸せ

          私が出会った女性管理職~フェミニン系Bさん

          少し前、生涯独身だった上司Aさんの話を書いた。 対して、数年前に上司だったBさんは、高校時代からお付き合いしていた方と結婚、仕事と出産、子育てを両立してこられて、現在はお孫さんもいる。 表向きはふんわりしているけれど、女性らしさのなかに強さをきちんと畳んでしまっているロングヘアー美魔女系Bさんは、女性管理職の華として会社の顔になっていった。 女性としてのライフイベントをすべてクリアしていることで、男女共同参画プロジェクトやダイバーシティ関連には欠かせない存在となり、ご本人の

          私が出会った女性管理職~フェミニン系Bさん

          人間性の欠落の自覚

          同じ部署のアラフォー女性は転職組で、役職なしの仕事で構わないから家族との時間を大切にしたい、WLBでいえばL重視タイプだ。 それは少し極端で、ご主人の出世も望まず、「平でいるようにしてきた」と自分で言うほどだった。 昇進試験などを受けなくていい、転勤せずに家族の時間を大事にしてほしいと、ご主人に言い聞かせてきたと本人から聞いたことがある。 そんな彼女も、社内や取引先、ママ友達が自分より若くして昇進していく姿を見て、気持ちが変わってきたようだ。 「今年度はこういう仕事をして、

          人間性の欠落の自覚

          初挑戦~パン作り

          昨日は休日のzoom会議だった。 資料の確認不足で、恥ずかしい思いをした。 もっと丁寧に一つ一つの仕事に向き合わなければ。 新年度とはいえ、自分の仕事のマネジメントができていない。 あれこれと頭と集中力が散漫なのは、身の回りが整理整頓されていないからだ。 でも今日は仕事の資料をみたくないから、週明けの自分に仕事を託して、まずは家を片付けることにした。 手抜きをしていた掃除、たまっていた洗濯。 クリーニングに出す冬物をまとめる。 義務的なことのためだけに時間が過ぎてしまうの

          初挑戦~パン作り

          サポート?過保護?

          2年間同じ部署で働いたJさん(男性、20代後半)が大学院に進学することになった。 学部を卒業して社会人として働いたが、社会生活や組織人という窮屈さに馴染めずに、ぶっちゃけ逃げるように進学を決めた。 大学院のことをいろいろ相談されたから、その都度知ってることは答えてきたけれど、進学先の様子が思っていたものと違ったようで、教授に愚痴ったがために、知り合いを伝って私にクレームがきた。 私はその教授を直接は知らないけれど、知り合いの知り合い、みたいな繋がりだ。 「進学前に相談にのって

          サポート?過保護?

          プレッシャー

          よく眠れないし、毎日のように夢を見る。 ある日は、同僚と取引先から困り事とクレームが寄せられて、その対応に走り回っている夢。 違う日は、夢の中でスケジュールとtodoリストを見ながら「あの資料を作成しなきゃ、その後で△△を準備して、リスケの会議の日程は…」と寝言ではっきり言っている自分に気がついて、半分目が覚めたままわりと大きな声で呟き続けた。 このときはさすがにヤバイかもと思った。 思っていたよりも新しい仕事をプレッシャーに感じている自分に驚いている。 気楽でいい加減

          プレッシャー

          管理いろいろ

          年度始め、かつ管理職の異動等で連日慌ただしい。 CCを含むメールが圧倒的に増え、内容の確認、対処に追われて1日が過ぎていき、自分の仕事に全く手をつけられない。 昨年度、私の確認不足で後輩に失敗させてしまった苦い経験がある。 仕事の流れを掴むことも大切だけれど、一つ一つの仕事が流れていかないように丁寧に理解したいと思うと、時間が足りない。 社内の職位としては昨年度までと変わらないとはいえ、部署、仕事の範囲、職務内容が全く異なり、はじめてのポジションで戸惑っている。 昨年度まで

          管理いろいろ

          私が出会った女性管理職~パワー系Aさん

          30年ほど働いてきて、何度かの転職を経験し、たくさんの女性管理職に出会った。 一番お世話になったのは、生きていれば80歳くらいのAさん。 私の母より年上のAさんは、とても優しくて暖かい方だった。 直属の私達には。 生涯独身で、部下の子どもたちを本当の孫のように可愛がった。 いつも笑顔で、少しわがままな振る舞いも愛してしまいたくなるキャラクターだった。 私が大学院に進学してからも、お目にかかるたびに食事をご馳走してくれて、そっと現金を包んで渡してくれた。 でも外には厳しかった

          私が出会った女性管理職~パワー系Aさん

          なりたい自分

          少し前に再会した大学の同期が、ある国際交流の仕事をしている。 彼女は文系学部で、そういえば学生の頃からその仕事に就きたいと話していたことを思い出した。 だから短期留学にも行っていたのだ。 彼女は大学時代からお付き合いしていた方と結婚していて、その方は私も知っている先輩だ。 旦那様は国の機関に勤務していて、国内の端から端まで転勤生活で、もう何年も一緒に住んでいないのだと聞いた。 子育てをしながらずっとやりたかった仕事を続けてきた彼女は、確かに学生時代からたくましかった。 夢を叶

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          異動で評価の雨が降る

          昨日も送別会だった。 これで部署異動に伴う送別会が全て終わった。 今の部署に異動になった時期は飲食を伴う歓迎会をできなかったので、みんなで酔っぱらって本音や本質をさらけ出す送別会はとてもおもしろかった。 こんなに付き合いやすい人だったのか、もっと気楽に絡めばよかったな、といまさら気づく方もいて、仕事以外の場でのコミニュケーションの大切さを再認識した。 関係各所に異動のあいさつ回りをすると、私への評価をいただける。 上司、一緒に案件に関わった仲間、直接の接点は少なかったものの

          異動で評価の雨が降る

          断捨離失敗

          あるものを捨てた。 いつか捨てようと思っていた、物理的な「モノ」ではないものだった。 新年度に向けて身の回りをかなり整理していて、思いきって捨てた。 その直後から、自分を切り捨てたような、何か大切なものを見捨てたような辛さが襲いかかってきて、とても後悔した。 1週間くらいでそのネガティブな感情はおさまってきたけれど、捨てることがこんなに痛みを伴うとは思わなかった。 まだしばらくは大きめのかさぶたが残りそうだ。 今回の経験から学んだこと。 1.断捨離したくても進まない人の

          断捨離失敗