自分の言葉を綴ること
本の感想とか、映画の感想とか
その他なんでも、自分の感情や想いを言葉にすることに、ずっと抵抗があった。
感じたことはたくさんあるのに、言葉にしてしまうと軽くなってしまいそうで、
なぜか、自分の言葉じゃないような感じもして。
だけど、もう半年以上前になるのかな、久しぶりに心が大きく揺さぶられる体験をした。
たくさんの愛に包まれて、世界って美しいんだって思えて、大切な人たちができた。
今のこの気持ち、心の揺れ動き、におい、感覚
全てを残しておきたい!と思った。
少し恥ずかしかったけど、正直な気持ちを綴ってその大切な人たちに共有したら
「くるみの言葉が好き」と言ってくれた。
半年以上たった今になって、「その言葉を見るとその時のことを思い出せて幸せ」と言ってくれた。
嬉しかった。
きっと、私の心から出た素直な言葉だったからだろう。
***
中高生のころは、学級委員や部長など、リーダーを努めることが多かった。
みんなの前で自分の意見を言うこともよくあったけど、今思うとそれはきっと私の本当の言葉じゃなくて、先生や周りから求められている言葉や、リーダーとしてこう言わなければならない、という偽りの言葉。
いつしか、自分の本当の気持ちがわからなくなった。私は何がしたいのか、どうしたいのか、リーダーとしてじゃなくて、ひとりの人間としての私は何を求めているのか。
結局、そんなことをずっと考えている時間もなく、もやもやを抱えたままリーダーとしての自分を演じ続けた。
そんなこともあったから、自分の本当の声を聞くことや、言葉にして残すことを避けていたのかもしれない。
***
素敵な出会いをしたあの空間では、
私の本音を丁寧に引き出してくれて、そのままでいいんだよって、すべてを受け止めてくれた。
それから、大きくても小さくても、心が揺さぶられたときや、この気持ち残しておきたいなと思ったら、正直な気持ちを書くようになった。
誰かに見せたいなと思ったら見せるし、自分だけのものにしたかったらメモに書いておしまい。ちょっとずつ、発信してみたりもした。
とはいえ自分の言葉にすることはまだまだ苦手で、
外側に発信するには勇気がいる。
だけど、表現してみたい。
私が見た景色や感じたことなどを、自分の言葉で綴って、
願わくは、いつか、誰かの心に届くようなことがあったらうれしいなと、
そんな想いで、これから綴っていこうと思います。
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