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エーゲ海航海日誌2 夕焼けの火山島サントリーニ島 旅人ゴリラの生存報告ギリシャ編♯2

みなさんこんにちは、こんばんはの方はこんばんは。旅人ゴリラです。

今回も前回に引き続きギリシャエーゲ海編!綺麗なエーゲ海に浮かぶ島々を巡っていきます。
ということで、騎士団の島ロードス島を離れて今回目指したのは火山島サントリーニ島!

エーゲ海の真ん中


ギリシャの島の中では多分一番有名な島で、僕も行く前にから名前だけは知ってたのですが,どんな島なんでしょうか??

それでは本編!

ロードス島→サントリーニ島

デカい定期船だぁ!(わくわく)

ロードス島からサントリーニ島へはロードス島の北端の港から定期船が火曜日、木曜日、土曜日の週3回でていて、所要時間は12時間。
午後3時発、午前3時着です。

(ねぇ、どうにかなんない?その最悪な到着時間…)

知らない島に夜中の3時に放り出されてどうしよう?という不安はありましたが、他に選択肢がないので仕方ありません。

それに、(到着後の不安)<(デカい船に乗れる期待感)です。

さあ早速搭乗!
料金は26ユーロ(=約4,200円)

車やトラックと一緒に搭乗
中は結構ゆったりしてて高級感があります

エコノミーのチケットなので個室はありませんが中は広々としてて結構快適。

で、あの謎の発着時間の理由について乗ってから気がついたのですがこの船は「定期船」なのでサントリーニ島まで直通ではなく、間にある島々にも寄って行きます。
だからロードス島とサントリーニ島にだけ合わせるわけにもいかずあの時間なんですね。
納得。まあ当然といえば当然です。

それに、寄港する島々を眺めながらののんびりとした船旅もなかなかオツなもの。

ちょっと降りてみたくなるぐらい綺麗な街並み
色んな所に人が住んでて、そこに人々の生活があることを実感してちょっと感動。
船からの夕焼けも綺麗です。


そんな感じに楽しみながら12時間波に揺られて。

※注意!
船内放送がギリシャ語オンリーなので船の中にいると港に着いたこと気付かずにうっかり乗り過ごしかけます。乗り過ごした時の絶望感はマジで山手線や大阪環状線の比じゃないので気をつけて下さい。僕は危うかったです。

サントリーニ島到着!


午前3時!
真っ暗!!

遠〜くに街の光が

さすがにあそこまで歩いては行けないので、幸い空いてたフェリーの待合室で朝のバスを待つことに。

そして待ってる間暇なのでサントリーニ島についてご紹介。

冒頭でも書きましたが、サントリーニ島は火山島で元々大きな一つの山だったのが大噴火により中腹が吹っ飛び、大きなカルデラを形成して今の形になっています。

特徴的な形は大噴火によるもの

真ん中の火山を囲んでいるカルデラ島がサントリーニ島ですね。
そんな島なので、島の火山を囲んでいる面は断崖絶壁。
島最大の街ティラもそんな断崖絶壁の上にできています。

街があるのが信じられません
白い街と青い海と迫力ある断崖絶壁の夢のコラボ
でも物資を持ってくるのは大変そう?
景色がいいと街中もオシャレ

火山が生んだ絶景は見応え十分!
それに同じく火山の多い日本に住む人間としてはなんとなく親近感もあります。

ん?そういえば火山?
火山といえば…

と思い、翌日無事街に辿り着いてから探してみると、やっぱりありました!

HOT SPRINGの文字!!
そう!温泉です!日本人として温泉は見逃せません!

サントリーニ島の温泉!…温泉?


街で情報を集めてみると、なんでも件の温泉は中心の小さな火山島にあるとのこと。

なので、早速火山島に渡るツアーに申し込み、いざいざ火山島へ。
(3時間ツアーで25ユーロ)

ああもう、早く温かいお風呂に入って長旅の疲れを癒したい!
このときは頭の中で「ババンババンバンバン〜♪」の歌が鳴り響いていましたね。

小さな船用の小さな港へ断崖絶壁を降りて行く。帰りのことは考えてはいけません。
港に着いたらオープンな船で出港

さて、だいたい30分ぐらい波に揺られてると、おもむろに船長から「着いたぞー!」とアナウンス。

ん?まだ全然海の上なんだけど…?

「さあ見てみろ!あれが温泉だ!」

水の色が変わっているところ

えーー!

想像してたものと違いすぎて驚きです。
というかじゃん。

露天風呂は好きですが…、これは露天すぎる。

しかも温泉(?)の周りには船から降りられるような桟橋のようなものも一切なく、どのようにして…、

一応浮き輪も投げてくれる

なるほど。

泳げるかどうか聞かれた後、一人一人海に放り込まれていきます。

僕もそのままドボン。

さて、そんな感じで船から50mほど泳いで辿り着いた温泉ですが、

普通に冷たい。

いや、確かに外の海よりはちょっとだけぬるくなってるような気もしますし、歩いてると一瞬温かい!ってなる時もあるんですけど、全体としては普通に冷たい。
体感としては温水プールよりもちょっと冷たいぐらいでしたね。
だってそりゃ温泉じゃなくて海ですもん。

色だけは有馬温泉の金泉なんだけどなぁ…。

ちなみに、後で上陸した火山島は火山島らしく殺風景な島でした。

ゴツゴツとした黒い岩肌。静寂と風が心地いい。

疲れを癒しに行った温泉がなぜかダイビングと海水浴をするアクティビティに変わっていましたが、なかなかに楽しい体験でしたのでオススメです。

超フォトジェニックなイアの夕暮れ


サントリーニ島で温泉とならんで人気のコンテンツといえば、北端のイアの町の夕暮れ時の風景です。

イアの町

白と青の建物が鮮やかな夕日に照らされて紅く染まる瞬間はインスタ映えがそのまま形になったような美しい光景。

青い屋根が特徴的
夕日とのコントラストが綺麗
街がうっすらと赤く染まっていきます

こんな所、一度は住んでみたいですね〜。
憧れです。

さて、そんなサントリーニ島の残りの見所は、
島の南東ペリッサの町の黒い砂浜(火山岩のビーチ)や、

島の南端、地層剥き出しのレッドビーチなどです。

どちらも火山島らしい風景で見応え十分でした!

以上!

サントリーニ島いかがでしたでしょうか?
イメージするギリシャがそのままあるし、想像よりも美しいしでサントリーニ島にいる間は息を呑みっぱなしでしたね。
島内の移動には便利なバス↓

ティラから島内全てに行ける

もありますし、ギリシャ風の風景が好きな方はたまらない場所なので是非一度訪れてみて下さい。特にカップルには超オススメです。

さて、次回なんですが次回は今ちょっと迷ってまして、順当に行けば第3の島ナクソス島と首都のアテネなんですがどちらも美しい景色以外にあまり特徴的なことがないので飛ばして、首都の観光資源が核シェルターの謎の国、アルバニア編にしようかと考えています。

なのでどちらになるかはまだわかりませんが、

乞うご期待!


PS.

ギリシャに入って物価が高くなったのでサントリーニ島でも自炊していたのですが、
驚きました。

サントリーニ島の水道、なんと塩水。

たぶん海の水を濾過してそのまま使ってます。
まあ、島ですし真水が貴重なのはわかるんですけど、ゴリラのパスタが…

悲しみの塩パスタ

最初塩辛くなった原因がわからなくて「俺ってこんなに料理下手だったっけ?」と一人泣きながら食べてました。
パスタは不味くなりましたがこういうカルチャーショックも旅では貴重な体験ですね。


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