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【3人寄れば文殊の知恵?】東大生3人がデザイン思考でサービスアイデアを出そうとしてみた。

同じ寮に住む、留学生の2人とチームを組んで
東大×ソフトバンクUGIPハッカソンに参加することになりました。

そのアイデア出しのために3人(期末レポートやテストに追われながら笑)で
寮の共有スペースに集まって合計3時間半以上話しました。
最初の30分はピザ食べながら大学生活の話や移民に関する社会課題や
最近流行ってるペットサービスについて話していました。

デザイン思考について

アイデア出しの手法として選んだのが、「デザイン思考」でした。
デザイン思考とは、
ユーザーの視点に立ち潜在的なニーズを発見し解決策を探る思考法です。
5つの手順に分けることができます。

【5つの手順】

Step1:生活者・利用者に共感する
Step2:課題を定義する
Step3:探求する
Step4:プロトタイプする
Step5:確かめる

今回は時間の制約上Step1〜Step3までをしました。Step1でやったことをここに書きたいと思います。生活者・利用者に共感するために、
2つのフレームワークを使いました。
「共感マップ」と「ジャーニーマップ」です。

共感マップについて

【共感マップとは何か?何のために作るのか?】

・共感マップとは、ある特定のユーザー(=ペルソナ)の視点で感情や行動を整理
 するためのフレームワーク
です。
・生活者・利用者の深層心理や行動背景を理解する
・実際の利用者セグメントを調べることで出来上がるリサーチの成果物
・チームの認識を一つにするため
・インタビュー結果の収束のために使うこともある

【共感マップの作成手順】(実際にかかった時間)

①チームでペルソナの人物像の概要を話し合う(15分)
②ペルソナになったつもりで言動・振る舞い・思考・感情を挙げる(20分)

実際作ったもの

ペルソナの属性


絵が上手!

ジャーニーマップについて

【ジャーニーマップとは何か?何のために作るのか?】

・ジャーニーマップとは、体験場面を横軸に、生活者の振る舞い・思考・感情を
 縦軸に、生活者の体験を描写するためのフレームワーク
です。
・「思考」と「感情」を書くことで理屈ではない感情の動きをチームで検討できる

【ジャーニーマップの作成手順】

①体験場面をきめ生活者の現状体験を挙げる(25分)
②考えた内容をメンバー内で共有してにたものはグルーピングする(10分)
③一連の体験の中で、注目すべき、重要な領域だと思う付箋に各自で投票する(5分)
④チームとして生活者の体験の中で最も重要な発見を特定する(10分)

実際作ったもの


もっと大きく作るべきだった(反省)

Step2とStep3は簡単に書きます。

Step2

「課題を定義する」の段階
How might we…?のステートメント
というフレームワークを使いました。
これは、問いを定義するためのフレームワークです。
詳しくは→https://www.mof-mof.co.jp/blog/column/how-might-we

Step3

「探索する(アイデア創出)」の段階
ビックアイデアを出してみる。発散のため。

反省

  • 1回通しの流れを全員が把握すべきであった。今していることが次にどう繋がるのか、目的把握、重要性把握のために。

  • 特に今発散をしているのか収束をしているのか把握が大事。把握できていないとためらってしまう。

  • 時間がかかりすぎた。量も少なかった。

  • 投票用のシールなかった。

  • 真面目な雰囲気と楽しむ雰囲気は完璧。

  • ジャーニーマップはもっと大きい紙でやるべきだった。

  • 2回目、3回目、4回目…に活かす!





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以下は3人で出したアイデアの一覧です。

我々はどうすれば…(How might we … )
(ニーズ)自分の時間を使わずにペットに運動をさせてあげたい
(誰)ペットを飼っている一人暮らしの人のために
(体験・利益)ペットの運動を自分がいないところで済ませてくれる
ことができるだろうか?

我々はどうすれば…(How might we … )
(ニーズ)自分に合う髪型や服装、アクセサリーを誰かに選んで欲しい
(誰)婚活のために自分磨きをしたい人のために
(体験・利益)自分が選んだ他人からアドバイスをもらえることができるだろうか?

我々はどうすれば…(How might we … )
(ニーズ)社員には転職させたくはないが新たな技術を活用したスキルを身につけてほしい
(誰)社員にリスキリングを勧めたい企業のために
(体験・利益)その会社にパーソナライズされた新しい技術の使い方をレコメンドしてくれる
ことができるだろうか?

我々はどうすれば…(How might we … )
(ニーズ)より健康的な食事を選びたい
(誰)毎回の食事購入をECですませている人のために
(体験・利益)各メニューにヘルシー度が評価されていて選びやすい
ことができるだろうか?

誰:一人暮らしの会社員
ニーズ:仕事や転職活動、リシキリングで忙しくて食生活を疎かにしてしまっている。一人暮らしだから親やパートナーのような管理してくれる人もいない。
体験・利益:「食事栄養管理サービス」日々摂取する食事の栄養などを集計し、予算内で最適な食事を提供。記録サービスのみの利用も可。食べた食事の登録はユーザーに頼る必要があるので、登録法をできるだけ簡単にする。例えば、写真を撮って食べたものを囲むだけでAIが判断してくれる、または食事前後の写真をペアであげると自動で食べた量も考慮して計算する。

誰:IT系企業へ転職を考えている30代(キャリア転職考えている人)
ニーズ:ITの技術が急速に進む中でIT業界で求められる人物像が常に変化
利益・体験:IT業界のポジションいに必要なスキルを教える(勉強法なども含めて)。Re-skilling の目標も決めて、勉強方法も教える、ロードマップ。プロと繋げてくれる→指導を受けれる。目指すベンチャーがキャリキュラムにインプットする

誰:キャリアが安定化してきている投資初心者
ニーズ:投資の選択肢が多すぎる、どう投資するかわからん。調べる時間がない
利益・体験:出費を管理して、減らせられるところを教える。プロとコンサルしたい…..

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