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ヒロシのぼっちキャンプ

至福の時間ってありますか?
最近私はヒロシのぼっちキャンプを見ながら昼寝をするのが至福の時間です。昼寝は置いておいて、ヒロシのぼっちキャンプが何がそんなに好きなのか、その魅力をつづっていきたいと思います。

ヒロシはその昔自虐ネタのピン芸でブレイク、というには地味な盛り上がりで知名度を上げました。その頃から、お笑いをあまり見ない私ですがヒロシの芸はなんとなく好きでした。というのは、ヒロシは人をバカにしないんですよね。かの美輪明宏さんも「あなたの芸はとても上品で良い」みたいな言葉で褒めていたのを思い出します。

それから時を経て「ヒロシのぼっちキャンプ」でふたたび人気が再燃。へーどれどれ、と見始めたところ、最初はなんてことないんです。ヒロシが一人でキャンプをしてるのをすこーし編集して流してるだけじゃん、と思いました。なのにこれがまた見たくなるんですよねえ

まず音楽がいい。オープニングや焚き火や自然の風景を長映ししてるシーンで洋楽を流すんですが、これがすごくマッチしています。オープニングの曲はEddie Vedderという歌手のようです。

ヒロシが焚き火を見てぼーっとしてるシーン、撤収して帰るシーン。無言の間があるんですけど、テレビでこういう間があるのはなんか長回しの映画みたいでいい。たまに入るテロップも良い塩梅でございます。

あとヒロシのスタンスがいいですよね。気合の入ったキャンプメシは作らず、ひとりで食べる手軽でそのときの気分に合ったナイスな食材を地元の小さいスーパーで買い求めます。キャンプギアも無骨な長年の相棒たち。見栄も気合も入ってないので見てるほうも思い切り力を抜いて見れます。キャンプは自分のスタイルで自由に、っていうことですね。

そして焚き火を見ながらの一人語り。自分の昔話をしたり、キャンプのギアの紹介をしたり。常にキャンプをしている自分のみで勝負、という潔さ。前述のとおり、ヒロシさん上品なので不快になったり気持ちがザワザワすることなく安心して聞けます。そして安心感でそのうち眠くなる。。ご本人は「この番組はおじさんの子守歌」と言ってました。

とはいえカメラを回してるのでヒロシも色々な試みやトークで楽しませてくれます。そしてそれが自然の中でゆるーく展開していくのでものすごくリラックスして見れるけどじわっと面白い。ソロキャンプ芸という総合エンタメになっています。

キャンプ好きとしては全国各地のキャンプ場の自然に癒されるし、ヒロシ愛用のキャンプギアたちを見るのも普通に楽しいです。色んな楽しみ方で自由に見れるぼっちキャンプ。ヒロシさん50歳になったみたいですが、これからもヒロシのぼっちキャンプを末永く続けて、おじさんおばさんを寝かせ続けて欲しいです。






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