泣くに泣けない野菜栽培の失敗事例集 Part1【雑草・病気・害虫・鳥獣被害・異常気象・未経験】

野菜栽培は過去において失敗の連続の日々であったように思います。長雨で湿害を受ける、少雨で実が裂果する。昨今の異常気象も含め、雑草、病虫害、鳥獣害の被害などなど余りにもあり過ぎます。一度は痛い目に遭わなければ分からないことも多いものです。今年も過去の失敗の対応策に余念がありません。


わたしの失敗事例集

・スイカが受精しない
 雌花が咲いたのでさっそく人口授粉をしたものの受精しません。実がとまらないのです。もう悔しくてたまりません。後で分かったのですが特に窒素肥料が多いと栄養成長に傾き子孫を残そうとしないようです。元肥は少な目に入れ、スイカが受精し大きくなり始めたら追肥した方がよいようです。甘いスイカが収穫出来れば喜びもひとしおですね。

・梅雨明け後にキュウリの葉が萎れる
梅雨時期は過湿で根が少し傷んでいても問題なくキュウリは成長し実を付けます。しかし根が必要以上に浸かって根が傷むと(時間と根の傷みの量によると思いますが)、梅雨明け後に晴れ上がると、必要な水分、栄養分が吸収できなくなり、葉が萎れていきます。湿害を考慮した畝の高さが必要です。

・カボチャの雌花、雄花が咲いたが授粉が雨でできない。
 4月末ごろ定植をすると花が咲くのが6月過ぎになります。ちょうど梅雨に入る頃で花が咲いても授粉させられない。トホホです。こんな場合は前日、咲きそうなつぼみに袋をかぶせておきます。翌朝、傘をさしながら授粉が可能です。ビニール袋をかぶせだしてからは雌花が咲いて授粉ができないことはなくなりました。

・スイカを収穫のため茎を持ち上げたら腐敗していた
 休耕田で栽培ですが長雨でスイカを腐敗させてしまいました。水にお尻が浸からないように食品トレーなどを座布団として置くなど対応しています。

・ブロッコリーにヨトウ虫、青虫
 ブロッコリーをゆがいていて虫が出てこようものなら、100年の恋も何とかやらで、もうがっくしです。
今は防虫ネットで覆い栽培しています。今年からは自然農薬「ゼンターリ」がみつかったので、農薬でも対応していきます。※自然農薬の効きかた:昨年キャベツの青虫に散布。散布しても動いていますが次第に動きが止まります。数日後に確認すると命が切れていました。化学農薬は散布するとコロリ、自然農薬は効きがゆっくりです。

・ダイコン・ニンジンの尻尾が根腐れ
 野菜栽培を始めた頃の失敗です。休耕田に種まきしたため排水性が悪かったのですね。それ以降は高畝にして栽培しています。

・春ニンジンは雑草に埋もれる
 ニンジンはタネが発芽するまで10日近くかかり、発芽してもある程度大きくなるまでは時間が掛かります。
はじめて休耕田に植えてときには、ニンジンは芽を切まししたが雑草に覆われてしまいました。その畝のニンジンは廃棄処分。以後は太陽熱処理をするか、タネ播種前に灯油バーナーで植付け部分を焼くなど前処置をした上で播種しています。びっしりすき間なく生える雑草にはもう脱帽です。

つづく

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