夏の終わりに

8月が終わって今日から9月がスタートしました、とはいえまだまだ暑さは残っておりまして体力のない私は毎日ヘトヘトでございます。
ただ、毎年この時期に風邪を引いたりなんなりで体調を崩していたのですが今年は元気です、頑張ったぞ私。

夏といえば何を連想しますでしょうか。
入道雲、台風、外で飲むビールの悪魔的旨さ、花火…人それぞれ何かしらあるでしょうね。
私はと言うと、セミ、これに尽きます。
まだ涼しい時期はミンミンゼミが鳴き始めて、次第に暑さと共にジージーと言う鳴き声が増えてきて(アブラゼミ?クマゼミ?)、それくらいになるとだいたい仕事の帰りにマンションの階段の蛍光灯に集まってセミが乱舞していたり階段を上る私を待ち構えていたり…。

私はとても虫が苦手で(嫌いなのではない)、セミさんにはだいぶ苦労します。
何故君たちは私に向かって飛んでくるのか、良いんだよ飛んでても、でもね私にぶつかりに来ないで、怖いの。
どうもセミは夜目がほとんど見えてないらしく明かりや動くものに飛んでいくらしいです、仕方ないよね、習性だもの。

そうして8月の中頃になってくると息絶えているのかそれともスタンバイしているのかわからない通称"セミファイナル"なるものがあちらこちらに点在するようになります。
これねぇ…ほんと心臓に悪いんです…寿命縮むよほんと…。
足が閉じてるのは大丈夫とか言うのを信じて何回かマジで泣きそうになりました、さながら私も夏のセミですよ、えぇ。
余談ですけど、セミって実は長生きらしいですね、昔7日で死んでしまうと聞いて切ないなぁなんて思ってたのに、意外とタフだった。

そしてこの時期になると夜はめっきりセミの鳴き声が聞こえなくなって虫の鳴き声が秋めいてきて、私はその時に夏の終わりを感じるわけです。
散々、散々ここまで書いてきたけどセミの死骸を見ることも少なくなってきて、やっぱりどうして切なくなるこの時期が、嫌いじゃない。

今年の夏は夏らしいことしなかったなぁ、とは思いつつもしっかりと夏を感じている2020年なのでした。

そして夏が終わる頃に聴きたくなる曲、まぁ言わずもがなですがここに置いてお終いにしたいと思います。
お相手はふぁむでした、またどこかでお会いできたら。



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