約3年ぶりに喉風邪を引いている。まだまだコロナは猛威らしく検査はしたが陰性。処方された薬を飲むも咳がとまらず肋が悲鳴を上げている。こういった時にテレワークが出来ればいいと心底思うが移行されていないものについては仕方がないのだった。その後も収まる事なく悪化の一途を辿り気付けば左耳に違和感。特に聞こえに問題はなく血の巡りを良くする薬など初めてのものも含め処方していただく。困ったことにこんな時数年間声をかける事などしなかった方に反応してしまった。有難い事にレスポンスをいただいたがその行為が良かったのかどうか恐れに似た羞恥を抱く。いつだって相手に尊敬や畏怖と何より興味が綯い交ぜになった感情を抱いているからこそそんなこと出来ずにいたのに。連絡する手段会話が出来る間柄にない透明な関係はいつそれが絶たれてしまうかわからない危うさを孕む。もう一歩踏み出す事はないだろうといつか断定したような？結果的に行動に起こしてしまった。正常な判断力とは。精神と肉体の両方に同時に変革と混乱が起こっている。強制的。混迷。磁場の狂い。咳は止まらず。ひとつ大きなものを手放した後に様々な未完了/完成が山積していたと知る。風は吹く。背けていたものを眼前に広げて見せる。全てを吹き飛ばしなかったことにはしない。しゃがんだ両足に力を籠める。