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投資信託とクレジットカードについて

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三井住友銀行のOliveに新機能(カードランク変更、家族カード)

 三井住友銀行のOlive口座に新機能が追加された。 Olive口座を解約しなくてもカードランクの変更が可能に  これまではOliveのカードランク(一般・ゴールド・プラチナプリファード)の切り替えは口座を一旦解約しなければならなかったが、解約無しで切り替えができるようになる。  このタイミングでのリリースは、これから月10万円が上限となるクレカ積立が関係しているものと思われる。  SBI証券のクレカ積立は改悪というしかない変更となっており、この結果を受けて、カードラン

クレカ積立10万円

 先日内閣府令が改正され、クレカ積立の上限額が月10万円となった。  つみたて投資枠の年120万円をこれで埋めることができるので、国としては15年かけて1,800万円の枠を埋めろということなのだろう。  各証券会社もこれを受けてクレカ積立の上限を10万円まで引き上げることを表明している。  注目されていたのは還元率だが、私がNISAで利用しているマネックス証券の還元率は5万円超で下がってしまった。  具体的には、5万円までは1.1%、5万円超~7万円は0.6%、7万円超~1

つみたて投資枠は全世界株式でいいのでは

 ※この記事は2023年11月に書いたが公開していなかったものなので、少し情報が古い可能性がある。  来年から新NISAが始まるが、私は特につみたて投資枠では、全世界株式の投資信託を中心に投資していこうと思っており、その理由について書いてみる。 ① 米国一強の時代が続く保証はない  今の私のつみたてNISAはS&P500を中心に投資している。今の株式市場と世界的企業の中心は米国だと言っても過言ではないからだ。  しかし、長期的に見れば米国以外の株価がより伸びてくる可能性

株主優待で選ぶ新NISAで買いたい株

 今年から新NISAが始まっている。  つみたて投資枠と成長投資枠があるが、両方ともにインデックス投資で埋めるのが基本だろう。  ただ、ある程度は個別の日本株を持っておくのも悪くないとは思う。  しかし、個別の株が上がるか下がるかは私には分からないので、個人的には買うなら株主優待目当てになると思っている。  ということで、株主優待目当てで買いたい株を並べてみたい。  株価は変動するので明確には書いていない。現時点のおおよその金額は書いているものもあるが、貼っているヤフー

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)2枚持ちの還元率は、高いOliveの還元率が適用される

 以前、クレカ積立の上限額が5万円から10万円に引き上げられ、現状の還元率が維持されるなら、三井住友プラチナプリファードのVポイント還元が年会費を大きく上回るので、検討に値すると書いた。  そしてSBI証券から、クレカ積立を10万円に引き上げる検討がされているというプレスリリースがあった。  10万円になることはほぼ確定でいいだろうが、還元率については触れられていない。  もしプラチナプリファードを申し込むとしても、実際に動くのは全てが正式に決まってからでいいだろう。  

クレカ積立が月10万円になるならプラチナプリファードを作るか?

 新NISAに合わせて、クレジットカード積立の上限額が月5万円から月10万円になるようだ。  元々の内閣府令でも月10万円が限度になっているのだが、クレジットカードの起算日から支払日までの期間が重複する可能性があるため、半分の5万円になっていた。来年からはこれが緩和される方向だ。  月10万円を1年間積み立てると、年間120万円になる。これは新NISAのつみたて投資枠の年間上限と同じなので、この合計1,800万円の枠を15年間かけて埋めろというのが政府の意図なのだろう。

たわらノーロードの信託報酬率が引き下げられたので、他と比較してみる

 アセットマネジメントOneから販売されている投資信託「たわらノーロード」が話題になっているような気がする。  S&P500連動の「たわらノーロード S&P500」が新たに設定され、しかも信託報酬が安いのだ。  また、他のたわらノーロードシリーズの信託報酬引き下げも実施され、同じインデックス投資信託の中では最も安くなった。  これに伴い、手数料が最も安いことを売りにしていたeMAXIS Slimシリーズが、たわらノーロードに合わせて信託報酬の改定を余儀なくされている。  

三井住友のOliveカードが良いかも

 三井住友フィナンシャルグループがOliveというサービスを2023年3月から開始することが話題になっている。 マルチナンバーレスカードとフレキシブルペイ  Oliveのサービス全体としては分野が多岐にわたり複雑だが、おそらく目玉はマルチナンバーレスカードとフレキシブルペイだろう。  マルチナンバーレスカードは新たに発行されるカードで、キャッシュカード・クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの機能を持ち、それらをアプリ上で切り替えられるものがフレキシブルペイ

2024年からのNISAについてよく分からないこと備忘録

 元旦だが、元旦らしいことを書く時間がないので、書き溜めておいた記事をリリースする。  2024年からNISAが恒久化され、金額も拡大するということで、話題になっている。  細かいルールはこれから決まっていくのだろうが、現時点で個人的に分からないと思っている点を備忘録としてまとめてみる。 つみたて投資枠で生涯投資枠の1,800万円を全て使い切れるのか  いまいちよく分からないのが、合計1,800万円の生涯投資枠が、つみたて投資だけで使い切れるのだろうかという点である。

2022年の投資成績

 大晦日に何を書こうかと考えたところ、投資成績を書くくらいが簡単でちょうどいいので、やることにした。  マネックス証券で投資信託を買っている口座がこちら。  S&P500をメインに先進国株や全世界株も買っており、投資信託以外はやっていない。  結果としては3%(3万円)以上のマイナスになった。  2021年12月から始めているので、かなり下がっている。  始めるタイミングとしては悪かったのだが、仕方がない。  気にせず来年以降も積み立てを継続することにする。

楽天・全世界株式(除く米国)で分散投資するか?

 「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」が12/22に設定されることが少し話題になっていたので書く。  これはVXUSという全世界を対象とする株式からアメリカ株を除いたETFを投資信託にしたものだ。  信託報酬などの詳細は、この記事を書いている時点ではまだ公開されていない。  インデックス投資信託となると、S&P500や先進国株式(MSCI Kokusai)や全世界株式(MSCI AC World Index)に連動している投資信託が一般的だろう。  ただ

ファミマがVポイント5%還元の対象外になるので、FamiPayコーヒー回数券の導入を検討

 三井住友カードが発行する一部のクレジットカードを、特定の店舗で使うと5%をVポイントで還元されるが、2022年12月16日からファミリーマートが対象外になると通知され、一部界隈では話題になった。  この5%還元は、最初にセブンイレブン・ローソン・ファミマ・マクドナルドが対象になり、10月にサイゼリヤ・ドトール・エクセルシオール・すき家・はま寿司・かっぱ寿司などが追加されて、これからサービスが拡大していくのかと思ったが、抜けていく企業もあるようだ。  正直私がファミマとい

為替ヘッジありの投資信託を検討しないかもしれない

 過去に為替ヘッジありのインデックス投資信託を検討しているという記事を書いた。  通常の為替ヘッジなしの投資信託の場合、(ドル建ての米国株のみで単純化すると)、株が3%高くなっても、ドル安が2%進むと、評価額は1%の増加となってしまう。  これが為替ヘッジありの投資信託になると、株高の3%がそのまま評価額の増加になる。  今年に入ってからの円安ドル高は、アメリカの利上げの影響であり、これからのアメリカのインフレ指標によっては、円高ドル安に戻る可能性が高いと踏んでいた。  

「Tracers S&P500配当貴族インデックス」がいいかも

 とある投資信託が10/28に設定されたことが、ネットで話題になっていた。  その名も、日興アセットマネジメントの「Tracers S&P500配当貴族インデックス」という。  配当貴族というワードは前から聞いたことがあったが、よく知らなかったので調べてみた。 配当貴族とは  配当貴族は「Dividend Aristocrats」の訳で、S&Pが設定している指数「S&P 500 Dividend Aristocrats」から来ている。  この指数は、S&P500に採用さ