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クイックレポート「タイムスリップテーマパーク高砂で遊ぼう!-国鉄高砂線跡コース-」

ファンローカルまち歩き企画チームに所属する筒井が、7月7日に学芸出版社さんから出版された「描いて場をつくるグラフィック・レコーディング」に共著の1人として参加しました。これも何かの縁と、出版記念にこじつけて、編著者の有廣悠乃さん、共著者の山本彩代さんを誘い、同じく共著者で高砂市職員の石本玲子さんに、山陽高砂駅から国鉄高砂線跡周辺を案内してもらうことにしました。

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取り壊し中のサンモールに集合した、石本さん(右)、山本さん(中)、有廣さん(左・見切れててすいません…)。サンモールは西友や専門店が入っていたショッピングセンターで、2017年に営業を終了しています。高砂が地元である石本さんにとっても思い出深い場所。

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サンモールを含む高砂駅南側は、海運業が栄えた江戸時代から、工業化が始まった近代〜昭和初期、バブル期の再開発まで、様々な時代の遺産がモザイク状に残り、時に取り残されたかのような体験を味わえるテーマパーク。今回は、パーク入口(駅前)のゆるゆるな貸自転車にライドして、1984年に廃線になった国鉄高砂線の軌道跡を駆け抜けます。

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緑と民家に囲まれた軌道跡を海に向かい南下すると、いつの間にか舗装がなくなり、インダストリアル感がたまらない埋立地の工業エリアへ到着。国鉄線跡は高砂の工業化を物語る遺産でした。セメント置き場から今でもタンカー船が通る運河である堀川越しに、緑豊かな向島公園を眺め、高砂の過去・現在・これからに想いを馳せました。

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埋立地からUターンして、今度は堀川を遡る水辺コース。町屋を改修した滞在型ブックカフェ「たきび文庫」とギャラリー「アートスペースimagine」が併設されたTentofuさんにお邪魔することができました。imagineで展示中のだるま森のがっきやさん+えりこさんの作品と、たきび文庫のだらだらムードを満喫。数分前までいた埋立地とのギャップが凄い。

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まち歩き後半は、ライド(貸自転車)から降りて、レトロ商店街ファンの間ではたぶん有名な、銀座商店街で銀ぶら。遊郭跡も見ることができました。終了時間まで少し余裕があったので、堀川のフォトジェニックなエリアを探索することにしました。

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散策中に巨大なリュウゼツランから謎のニョキニョキが生えているのを見つけた筒井がニコニコ記念撮影。後ほど調べたら、ニョキニョキは数十年に一度しかないリュウゼツランが開花している状態で、まだ咲きかけのようですが、かなりレアな写真になるかもしれない説が浮上しています。

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まち歩き終了後は、「描いて場をつくるグラフィック・レコーディング」の制作中のよもやま話や、筒井がこの本に参加したことがファンローカル内での場づくりに繋がったことなど裏話、著者も交えたサイン交換会(?)で盛り上がりました。今回は短時間でジェットコースターのように駆け抜けた高砂のまち。今度はじっくり遊びにきましょう。

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高砂駅前で有廣さんをお見送り。ちなみに左側は暗渠・水上物件・廃線跡の多重案件ゾーンです。


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