見出し画像

金融の専門家とは、「相場を読む人」のこと?

現在、海外では金利が上がり始めています。
このため投資家の間では、次々と
資産を売却して現金化する動きが起きています。
株式も金も暗号資産も、一時期に比べて
価格が落ちているのは、そのためです。

この現象を、キャッシュポジションと言います。

投資家たちが、資産を売って現金化している理由は、
これから売り出される割安資産を購入するためです。
やってくるチャンスを逃さないために、
現金を用意してスタンバイしているわけです。

しかし、日本だけは依然として低金利のまま。
増えるどころか、むしろインフレで
資産が目減りしている状態です。
だから、私たちは
海外に活路を求めざるを得ないのです。

世間には誤解している人が多いのですが、
金融の専門家とは、
相場を読む人のことではありません。
確かに、マーケットの動きには、
ある程度の傾向があるとはいえ、
次の相場が上がるか下がるかなど
誰にも予測できません。

マーケットに影響を与える要素は、
それこそ際限なくあります。たとえば
数多の市場参加者や企業、天候や天変地異、
アクシデントや戦争、世界情勢や政治問題等々。

1人の人間が理解するには、
世界はあまりにも大きくて複雑です。
どんなに先を見通す力がある人でも、
世の中の動きをすべて把握し、そこから
最適解を見つけ出すことなどできないのです。

だったら、資産形成を目指す私たちは
どのように資産運用を行えばいいのでしょうか。

考えられる方法としては、
1、時間を長く取ること
2、分散投資を行うこと

の2つでしょう。

マーケットには、良い時も悪い時もあります。
それがいつなのか、誰にもわからない以上、
もっとも現実的な方法とは、長期運用を行い、
良い時と悪い時の差をならすことです。

長期運用自体が、時間の分散と見なせます。
さらに投資対象も分散することで、
当たり外れによる影響を
小さくすることができるでしょう。

私たちが欲しいのは、
一か八かのビッグチャンスではありません。
必要なのは、小さくても確実な積み重ねなのです。


以下の関連記事もご覧ください。

FANGS Group【ファングスグループ】
HP:https://www.fangs-g.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?