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「FIRE=今の収入の半分で暮らす」ことは可能か?

今、世間では

「若くして1億円の資産をつくり、
残りの人生は自分の好きなことに打ち込む」


という、
FIRE(早期リタイア)が流行っています。

しかし、それが実現できる人は
多くはないでしょう。
なぜなら、短期間で多額の資金をつくることは、
もともとお金持ちでもない限り、
かなり難しいからです。

「だったら、私たち一般人が
老後資金を自分でつくることなど、
とても無理なのでは?」

思った人もいるかもしれませんが、
実は、老後資金をつくることは比較的簡単です。

もちろん、資産形成を行う際には
守らなければならないルールがあります。


たとえば、こんなことです。

1、最初にゴール(目標)設定をすること
2、時間をかけること、等々。

特に2に関して、以下の表をご覧ください。
この表は、1億円をつくるために必要な年数と
資金を図にしたものです。
年間、6%での運用を想定しています。

図13

仮に、20年で1億円をつくろうと思ったなら、
月々21万円を貯めなくてはなりません。
でも、30年をかければ月々11万円、
40年だと月々5万円を貯めればいいことになります。

倍の年数をかけて資産形成をする場合、
半分の金額を貯めればいいと思いますよね?
でも、実際は4分の1の金額を貯めるだけで済みます。
これは、“複利”の力を使っているからです。
複利とは、元金を運用することで
生まれた利益も元金に組み入れる方法です。

FIREは、基本的に
「1億円貯めて自由を得よう」
という考え方であり、肝心の
「どうやって1億円を貯めればいいのか?」
については、そこまで詳しく語られていません。
中には「今の収入の半分で暮らそう」といった
アドバイスをしているモノもあります。
本当にそれができれば、誰も苦労しませんよね。

大事なことは、今の生活を続けながら、
老後資金を確保していくこと。

だから資産形成は、長期で行うことが基本です。

毎月、自分の手元資金の中から、
今の自分にも可能な金額を取り分け、
それをコツコツ積み立てていく。

決して無理をせず、
ルールに則って継続していけば、
40年後に必要としている
老後資金の目標額に到達することは、
それほど難しくはないのです。


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