マタイ　１３
３　「種を蒔く人が種まきに出かけた」
４　蒔いてるとき、道ばたに落ちた種があった。
すると鳥が来て食べてしまった。
5　また、別の種はいばらの中に落ちたが、
いばらが伸びてふさいでしまった。
6　また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。
土が深くなかったので、すぐ芽を出した。
7　しかし、日が上ると焼けて、根がないために枯れてしまった。
８　別の種はよい地に落ちて、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結んだ。
１０　弟子たちが近寄ってきて
「なぜ彼らにたとえでお話しになったのですか」
１１　イエスは答えて言われた。
１２　というのは、もっているものはさらに与えられて豊かになり、
持たないものは持ってるものまでも　取り上げられてしまうからです。
１３　わたしが彼らにたとえで話すのは、彼らは見ているが見ず、
聞いているが聞かず、また悟ることも　しないからです。
１４　こうしてイザヤの告げた預言が彼らの上に実現したのです。

 エゼキエル署　１５
１　次のような主のことばが私にあった。
２　人の子よ。ぶどうの木は
　　森の木立ちの間にあって、
　　その枝が、ほかの木よりどれだけすぐれているのか。
３　その木を使って何かを作るために　その木は切り出されるだろうか　　それとも　あらゆる器具を掛けるために　
これを使って木かぎを作るだろうか
４　見よ　それはたきぎとして火に投げ入れられ、
      火がその両端を焼き尽くす　　その中ほども焦げてしまえば、
      それは何の役に立つだろうか
５　見よ　それが完全なときでも、何も作れないのに
　　まして、火がそれを燃やして、焦がせば、もう、それで何がつくれよう６　それゆえ、神である主は、こう仰せられる
　　わたしはエルサレムの住民を、わたしがたきぎとして火に投げ入れた　　森の木立ちの間のぶそうの木のように
火に投げ入れてしまう。
７　わたしは彼らから顔をそむける
　　彼らが火からのがれても
　　火は彼らを焼き尽くしてしまう
　　わたしが主であることを知ろう
８　彼らがわたしに不信に不信を重ねたので
わたしがこの地を荒れ果てさせる

　－神である主の御告げー
エゼキエル書　２０
１０　あなたの母は、まさしく、
水のほとりに植えられたぶどうの木のよう だった。
　　　水が豊かなため実りが良く、枝も茂った。
１１　その強い枝は王の杖となり、
　　　そのたけは茂みの中できわだって高く、
          多くの小枝をつけてきわだって見えた。
１２　しかし、その憤りのうちに引き抜かれ
　　地に投げ捨てられ、東風はその実を枯らし、
      その強い枝も折られて枯れ 火に焼き尽くされた。
１３　今や、それは荒野と砂漠と
　　　潤いのない地に植えられ
1４　火がその枝から出て、その若枝と実を焼きつくした
        もうそれには王の杖となる強い枝がなくなった
　     これは悲しみの歌　哀歌となった。