見出し画像

ダンドークへの日帰り旅行

皆さま、ご無沙汰しております。
横断バッグです。

Jリーグが開幕し、この2試合はデーゲームで時差の関係から試合時間帯は寝ているのですが、朝起きて皆さんの投稿を見て、エンジンがかかる、そんな週末を過ごしています。

さて、本日は北東部の街ダンドークへ日帰り旅行をしてきましたので、その様子を書いていこうと思います。過去のNoteにこの街を出したのですが、それがこちら。

そう、アイルランドでサッカーを初めて観たときの対戦相手の都市でした。ダブリンからは特急列車で1時間ほどの距離なので、早速、旅行前日にアイルランド国鉄のホームページからチケットを予約し、あてもない旅に出発しました。

往復切符

2月25日(日)9時30分。僕はダブリン中央にある「コノリー駅」にいた。ここは日本でいうところの上野駅に近い。ここは主に北方面に行く列車のターミナル駅である。そこには僕が乗る予定の10時発ベルファスト行きがすでに止まっていた。ベルファストは北アイルランド(英国領)の都市でタイタニックが寄港した街として知られている。そして、ダブリンとベルファストの中間地点、ちょうど国境付近のところがダンドークである。出発10分前に乗車開始。指定された座席に向かう。座席は2×2の向かい合わせのタイプでリクライニングはできない。そして、この列車は何とパンタグラフがない。そう、気動車なのだ。新幹線や東海道線のように架線から電気をもらって走る電車と違い、ディーゼルエンジンで走るため、独特なエンジン音と振動がある。これが気動車好きにはたまらない。

行きの列車
座席

そうこうしているうちに、10時になり、列車はコノリー駅2番ホームを出発した。車窓が住宅街から郊外の牧草地域に変わっていく。30分ほどたったころ、列車は駅に停車した。ドロヘダ駅である。ここはダンドークとの中間地点。窓から見える中世の面影残る町並みはとても美しい。そして、そこから25分後、10時57分に列車はダンドーク駅に到着した。風が強くて寒い。ただ、するぞ、生命の水(ウイスキーの語源は昔の言葉でウシュケ・バハ=生命の水からきている)の香りだ。ダンドーク駅の目の前がウイスキーの蒸留所になっており、外から蒸留器を覗くことができる。(生憎、見学会は行っていなかった)

ドロヘダの町並み
ウイスキーの蒸留所

幸先いいスタートを切ったが、この先が大変だった。駅から市内中心部までは約20分の徒歩。ようやく市内の中心部に着いたら、どのお店も閉まっている。よく見てみると日曜日休業なのだ。ぬあんと!日本ではあまり考えられない状況。日本では土日営業、平日休みの小売店が多いが、そんな常識はここでは通用しない。日曜と言ったら、休みなのだ。調べてみると近くの大型ショッピングモールが営業中とのことで、行ってみることにしたが、道を間違え、遠回りをしてしまう羽目に,,,。酷寒の中、1時間近くさまよい、ようやく到着。館内で昼食をとりつつ温まり、調べてみるとすぐ近くに大きな教会があるではないか。聖パトリック教会である。いかにもゴシック様式の伝統をそのたたずまいから感じる。ミサが行われてないことを確認して、中に入る。ステンドグラスがすごくきれいだ。一通り見学して教会を出る。

教会の外観
教会の内部

さて、ここからどうしよう。帰りの列車の出発まではあと1時間以上ある。ここから駅に行っても何もないので、飲むか。市街地から駅に向かう途中にパブがあり、そこで生命の水を注文。一口ゴクリ。うん、感じるぞ!体が喜んでいるのが!!その後は、パブで流れていたゲーリックフットボール(ラグビーとサッカーを合わせたようなアイルランド独自のスポーツ)の中継をわからないながらも観戦して、パブを出た。16時過ぎに駅に着いた時にはもう帰りの列車が止まっており、取り急ぎ乗車。帰りは、アイルランド国内の都市間輸送を担う気動車だった。座席は全席自由で始発駅だったため、選び放題で席に着く。16時25分に列車はダンドークを出発し、帰路に就いた。

生命の水
帰りの鉄道

以上で今回の旅は終了である。ただ列車に乗って、道に迷い、きれいな教会を見ただけの旅行だったが、都市間の列車が主に気動車が走っていると知っただけでも、自分にとっては大きな収穫だった。ただ、お店の情報はもう少し事前に調べておくべきだったと反省し、投稿を終わりたいと思う。

また、機会を見て投稿していければと思います。
それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?