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アイルランドサッカー観戦記_ボヘミアンvsデリー

皆さま、ご無沙汰しております。横断バッグです。日本では、卒業&桜&花粉シーズンですね。

こちらは学校が9月はじまりなので、過去の私のように桜の下で花粉症に苦しんで泣きながら卒業式を迎えるということはないのですが、こと花粉症に限ってはこちらも同じく存在し、スギではないのですが、私も何かの花粉にやられて鼻水と目の充血がすごいことになっていました。

さて、そんな話は置いておいて、今日はサッカー観戦第二弾。アイルランド1部リーグのボヘミアンFCvsデリーシティFCの試合の観戦記になります。ボヘミアンは首都ダブリンに本拠地を置くチームで日本でいうところの浦和レッズみたいな赤いチーム。対して、デリーは首都からは少し離れた都市にあるチームでJ1で例えると名古屋グランパスみたいなこちらも赤いチームです。キックオフは毎度おなじみ金曜日の19時45分。ホストファミリー宅で夕食をとってからスタジアムに向かいます。

3月16日(金)19時。僕は市街地に向かう路面電車の中にいた。ボヘミアンのホームスタジアムまでは下宿先から路面電車一本で行ける。非常にありがたい。試合開始30分前に最寄り駅に到着。住宅街の中をほかのサポーターについて歩く。なんとも等々○感が半端ない。5分ほどでスタジアムに着き、前の人に倣って、入場ゲートに進んだが、チケットの種別が違うとのことで、反対側の入り口に行くように言われた。今回とった席は落ち着いて試合を観れる席なのだが、どうもホーム熱狂エリアの入り口に来てしまったようだ。まあ、こちらもそそくさとついていってしまった手前、何も言えない。少しさ迷いながらもゲートに到着し、無事に入場。ちょうど選手がアップを行っていた。相変わらず、スタンドからピッチが近い。アイスタの1階席みたいな感覚だ。シュートが外れれば、客席にボールが飛び込んでくる。ほどなく練習が終わり、選手が引き上げ、審判団を先頭に選手が入場してきた。

試合前の練習

前半戦キックオフ。序盤は一進一退の攻防で徐々にデリーがボールを支配していたが、前半30分ごろにボヘミアンの攻撃が牙をむく。ボヘミアンのFWが相手DF→GKへのパスを奪い、ゴールに流し込んだ。思わぬ形で先制に成功する。盛り上がるホーム応援席。デリーとしてはもったいなさすぎる失点。この後もデリーがゲームを支配するが決め手を欠き、前半はこのまま1-0終了。

デリー応援席

そして、後半開始直前。デリー応援席が動く。ここではもはや恒例の発煙筒を発動。あたり一面に煙が立ち込める。トイレから戻る途中でちょうどデリー応援席の真横を通ったため、この幻想的な風景をおさめることができた。そのまま後半戦キックオフ。後半も一進一退となる試合展開の中、後半30分くらいにボヘミアンがコーナーキックを獲得。これを混戦からゴールを決め、2-0のリードに。しかし、その直後にデリーが目を覚ますようなミドルシュートを突き刺し、1点を返す。ここからデリーの怒涛の攻撃が始まる。人数をかけて波状攻撃を仕掛けるが、そのたびにボヘミアンのDF陣が体を張って防ぐ。サポーターも必死に後押しする。後半アディショナルタイム5分。ねばれ。ここで失点して追いつかれているのをここ数年いやというほど見てきているから...。相手のクロスが流れた。GKがキャッチする。つかさず前線へロングボールを送り、コーナーフラッグ付近で鹿島る(ボールキープしている)。腰を落として鹿島っている。隙を見つけてシュートを放つがこれは外れ、ここでタイムアップ。ボヘミアンが今季2勝目を挙げた。

試合終了後

勝利に喜ぶホームサポーター席。ただ、それは一瞬のことで、ここからはみんな帰路に急ぐ。勝ったら、選手みんなでラインダンスをしたり、花火を打ち上げる文化などここにはないのだ。時間は22時に迫ろうとしており、僕もそそくさと帰りの路面電車に乗り込んだ。何とかホームチームが勝ててよかったと思いつつ、うとうとしつつ日付が変わる前に家に着いた。

これで今回の観戦記は終了。また気が向いたときに向こうでの生活の様子をあれこれ発信していければと思っています。それでは、また。

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