空想本屋 / 本の紹介

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大ピンチずかん【2023年上半期児童書部門1位】

株式会社トーハンより2023年 上半期ベストセラーが発表されました。 ここでは、児童書部門1位に輝いた「大ピンチずかん」を紹介します。 この本は、日常で起きる大ピンチを描いた絵本。 例えば 「ガムをのんだ」 「氷が舌にくっついた」 「牛乳をこぼして大洪水」 などなど。 こどもが出あう世の中のさまざまな大ピンチを、「大ピンチレベル」の大きさと、5段階の「なりやすさ」で分類し、レベルの小さいものから順番に紹介します。 かわいいイラストとともに、親子で楽しめる本です。

    • このライトノベルすごい!2023 ~文庫部門~

      1位 ようこそ実力至上主義の教室へ 希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという全国屈指の名門校・高度育成高等学校に進学することになった綾小路清隆。バラ色の学園生活…のはずがクラスメイトは曲者ばかりで……。 2位 千歳くんはラムネ瓶のなか 学校の裏サイトで叩かれながらも、高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。彼の周りには、美少女やイケメンの仲間が勢揃い☆ 順風満帆な学生生活の中、朔は突如、引きこもりの非リア充・山崎健太の更生を頼まれて――!? 3位 わたしは

      • このライトノベルがすごい!2023 ~単行本・ノベルズ部門~

        1位 本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして……。おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書。本に囲まれて生きるため、本を作ることから始めよう! 2位 魔導具師ダリヤはうつ

        • ミステリが読みたい!2022年版

          1位 黒牢城 米澤穂信 本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。 2位 テスカトリポカ 佐藤究 メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日

        大ピンチずかん【2023年上半期児童書部門1位】

          ミステリが読みたい!2023年版

          『ミステリが読みたい!』は、早川書房が2007年に開始した推理小説のブック・ランキングです。 1位 爆弾 呉勝浩 東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。 たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。 直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。 「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。 警察は爆発を止めることができるのか。

          ミステリが読みたい!2023年版

          王様のブランチ 今週のブックランキング(2023年6月17日放送)

          1位 汝、星のごとく わたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。 2位 頭のいい人が話す前に考えていること ◎amazonランキ

          王様のブランチ 今週のブックランキング(2023年6月17日放送)

          王様のブランチ 今週のブックランキング(2023年6月10日放送)

          1位 汝、星のごとく わたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。 2位 鈍色幻視行 謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。

          王様のブランチ 今週のブックランキング(2023年6月10日放送)

          王様のブランチ 今週のブックランキング(2023年6月3日放送)

          1位 街とその不確かな壁 十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、きみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。<古い夢>が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された「物語」が静かに動き出す。 2位 ひみつストレンジャー スピッツ17thアルバム『ひみつスタジオ』13曲全歌詞から浮かび上がる13編の絵物語 3

          王様のブランチ 今週のブックランキング(2023年6月3日放送)

          第9回 料理レシピ本大賞 in Japan

          料理レシピ本大賞とは? 料理レシピ本について「書籍としての指標を示す」「魅力をアピールし、価値を広く浸透させる」「書店店頭を活性化する」といった目的のため、2014年に創設された賞です。 第8回はこちら 料理部門・大賞リュウジ式至高のレシピ わかりやすくて、絶対にウマい!もう、今日作る献立に迷わない! 2022料理レシピ本大賞 in Japan 大賞受賞作、待望の第2弾! 昨年、日本でいちばん売れた『至高のレシピ』が、もっと実用的に、もっと使えるレシピ本に。 料理部

          第9回 料理レシピ本大賞 in Japan

          第8回 料理レシピ本大賞 in Japan

          料理レシピ本大賞とは? 料理レシピ本について「書籍としての指標を示す」「魅力をアピールし、価値を広く浸透させる」「書店店頭を活性化する」といった目的のため、2014年に創設された賞です。 第9回(最新)はこちらです 料理部門 大賞カレンの台所 読んだら作ってみたくなる! 言葉の魔術師・滝沢カレンが綴る、超感覚レシピ! 「独特すぎる」「文章が神がかっている」と話題になったレシピが書籍化! 料理部門 準大賞りなてぃの一週間3500円献立 簡単! おしゃれ! 満足度が高

          第8回 料理レシピ本大賞 in Japan

          こどもプログラミング本大賞2020

          子供たちにおすすめしたいプログラミング本を決定する「こどもプログラミング本大賞」。エンジニアなど1200名以上の投票で選ばれた作品を紹介します。 【大賞】作って学ぶScratchドリル 本書は、小学校低学年から使える、ドリル形式のScratch入門書です。5つのプロジェクトを通じて、プログラミングの基礎を身につけることができます。 「とにかくまずは手を動かして、ブロックをつないでプログラムを作ってみる」ことに主眼を置き、文章は最小限に、図や手順を多用することで直感的に何を

          こどもプログラミング本大賞2020

          直木賞

          2020年以降の直木賞受賞本、並べました。 2022年下半期地図と拳 (小川哲) 「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」 日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。 ひとつの都市が現われ、そして消えた。 日露戦

          【2023オリコン上半期本ランキング】文庫

          2023/5/30に「第16回 オリコン上半期“本”ランキング 2023」が発表されました。その総合ランキング「BOOK」、「コミック」、「文庫」のうち、文庫の本を集めました。 ※ BOOKランキングはこちら 1位 クスノキの番人 ( 東野圭吾 ) 恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。 そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。 心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だ

          【2023オリコン上半期本ランキング】文庫

          【2023オリコン上半期本ランキング】BOOK

          2023/5/30に「第16回 オリコン上半期“本”ランキング 2023」が発表されました。その総合ランキング「BOOK」、「コミック」、「文庫」のうち、「BOOK」の本を集めました。 ※ 文庫ランキングはこちら 1位 街とその不確かな壁 ( 村上春樹 ) 十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、きみの面影。自分の居場所はいったいどこ

          【2023オリコン上半期本ランキング】BOOK

          芥川賞

          2020年以降の芥川賞受賞本、並べました。 167回(2022年上半期)おいしいごはんが食べられますように (高瀬隼子) 「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」 心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。 職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。 ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。 166回(2021年下半期)ブラックボックス (砂川文次) ずっと遠くに行きたか

          読売文学賞 2022年度

          読売文学賞、2022年受賞の書籍、並べました。 読売文学賞は、小説、戯曲・シナリオ、評論・伝記、詩歌俳句、研究・翻訳、随筆・紀行の全6部門で前年の最も優れた作品を選んでおり、国内唯一の総合文学賞です。 小説賞受賞 佐藤亜紀 『喜べ、幸いなる魂よ』 18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。ヤネケとヤンは亜麻を扱う商家で一緒に育てられた。ヤネケはヤンの子を産み落とすと、生涯単身を選んだ半聖半俗の女たちが住まう「ベギン会」に移り住む。彼女は数学、経済学、生物学

          読売文学賞 2022年度