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音楽の見取り図

初めに

THE HANONはどういう音楽なのか、その位置付けについて図を使って説明してみます。

昨年10月にこの見取り図を書き始めて、なんとか形になったのが1月でした。音楽を説明するのは難しいものです。

*以下の図はあくまでも個人的な見解で作成しています。

4つの象限

音楽の全体像を4つの象限に分類してみます。

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横軸は「非言語/歌詞」です。
歌詞があるか、ないか、の軸ですね。
右は歌詞のある音楽で
左は非言語、インストということです。

縦軸は「メインストリーム/アンダーグラウンド」とします。
上は知名度が高いエリア、下は文字通りアンダーグラウンドです。

A:相対性メジャー

右上、第一象限は、メインストリーム*歌詞の世界、いわゆるメジャー音楽、華やかな表舞台です。

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代表的なジャンルは、ほぼ全て。
歌を中心とした音楽がここに集まります。

コアな価値は「有名であること」。

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とはいえ価値観が多様化している昨今、「誰もが聴いている音楽」という存在はなくなっています。なので「相対的に」「メジャー」という位置付けなのかなと思います。

B:魅惑のインスト

左上、第二象限は、メインストリーム*非言語の世界、インストです。

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代表的なジャンルはサウンドトラック、クラシックやジャズの器楽曲、BGM、エレクトロニックミュージックです。歌を伴わない民族音楽もここに分類されるかと思います。

コアな価値は「言葉にはできない力」。

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クラシックやジャズの器楽曲はその技術にフォーカスが当たることも多いです。

映画やドラマやゲームのサウンドトラックは、主体を邪魔することなく独自の雰囲気を作りますね。

このような、楽器の技術や雰囲気を持ったサウンドメイクなど、言葉にはできない力が求められるエリアなのかと思います。

C:音の開発環境

左下、第三象限は、非言語*アンダーグラウンド、音の開発環境です。

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コアな価値は「先端的な刺激」。

代表的なジャンルは実験音楽、ノイズ、即興演奏など、多種多様な形態を含みます。

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このエリアは、まだ世の中に存在していないサウンドを生み出す開発環境のようなものです。単体で聴くには刺激が強すぎる、難解すぎる、など、ちょっと一般的ではないサウンドもありますが、ヒントやアイディアも多く、
ここからBのインストやAのメジャー音楽に取り込まれるものが出てくる、という位置付けです。

D:点在するインディーズ

右下、第四象限は、歌詞*アンダーグラウンド、点在するインディーズエリアです。

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代表的なジャンルは、Aのメジャーとあまり変わらないですが、デビュー寸前のホットな音楽に出会えるのが、コアな価値だと思います。

THE HANONの位置付け

これで音楽の全体像が見えたとして、THE HANONはどこにいるのか?

まずインストなので左側、
メインストリームには乗っかっていないので、
Bエリアの極めてアンダーグラウンド寄りに位置付けられるのかな、と思われます。

ですが、
結成当初よりライブでは「手で弾く電子音楽」として活動しているので(直近のライブは2007年ですが…)、図のどこかに一つ「手で弾く電子音楽」という架空のカテゴリを見つめながら、引き続き活動していければいいなと思います。

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本日は以上です。

駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

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