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乗りたい車に乗れないお父さんへのエール


MT車遍歴からのファミリーカー、そして…

もともと車の好き(厳密には運転が好き)な私。
初めて買った車が、ダイハツMOVE ターボ付きのMT車
その後もローバーMINI、プジョー206と、すべてMT車を乗り継いできました。
しかし、結婚や子供が生まれることもあり、そこからミニバン2台、SUVが2台と続いていましたが、昨今は子供の成長もあり、家族で車に乗ることが激減。
そろそろ、自分の趣味とも言えるような車に乗りたい、チェンジしたいという想いがフツフツと湧いておりました。

家族4人が乗れる車が条件

だからと言って、我が家は4人家族。その環境を満たせない2シーターには乗ることができません。
そこで私が出した条件は以下

・マニュアル車(絶滅危惧種になることも近いMT仕様)
・こだわり&個性(水平対向エンジンとかロータリーエンジンとか)
・4人乗り
・最低限の安全性能付き(年齢とともに交通事故リスクが高くなっている)

この条件を満たす車って思った以上に少ない。
・マツダ RX-8
・トヨタ GR86
・SUBARU BRZ
・BMW MINI(Rover MINIに以前乗っていたため)

上記の車の中で、絶滅危惧種とも言えるMT仕様が基本。

中古車は縁次第(RX-8)

上記の中で一番手に入れることが難しいのはRX-8

2013年で廃盤になっていることから、どれだけ探しても10年落ち。
しかも、ロータリーエンジンとなると、程度の良いものは限定的です。
そんな中、2012年モデル(最終型)の3万キロ程度しか走っていない車を認定中古車で発見。これはアリだと、問い合わせましたが、タッチの差で先約の方の手に渡ってしまいました。

アイサイトが装備される予定(GR86,BRZ)

この2台が実は大本命。安全装備もつく、新車で長く乗れる。MT仕様が当たり前。アイサイトが装備されるのは次のモデルからなので、実車もパンフレットも無かったのですが、予約は少しずつ入っているらしく。

現行のGR86を見に行ってきました。
私の本音は◎これ欲しい!!!ただ、妻の反応が△・・・
後部座席が実質乗れない。
ここをゴリ押しすると、家族にとって良いことは無いので、一旦保留

出会いは突然やってくる(BMW MINI)

MINIはもうMTモデルを日本では販売していません。
購入するなら中古車しかないのが現在の状況。
そんな中、家の近くの中古車屋さんで、見つけました。

この限定モデル、しかも私が昔乗っていたRoverMINIと同系色
『ブリティッシュレーシンググリーン』
週末に視察に行って、即決してしまいました。
(車の程度を見分けられる力は持っていないので、お店のレビュー、店内の雰囲気、営業の対応などを総合的に見て判断しました)

3ドアハッチバックのモデルだったので、実際のところ後部座席は広くないです。ただ、良かったのはこの手前にGR86を見ていたということ。
GR86はとても良い車ですが、後部座席は正直形だけの物。
4人で乗ることは実質厳しいです。それに比べると、MINI3ドアハッチバックはもう少しマシ。
妻も、これだったら・・・と納得してくれました。

久々に押し通した自分の意見

結婚して今年で18年
これまでも車の購入に関しては、妻と意見が対立していました。
スライドドアにして欲しいと望む要望は、グッと我慢して受け入れる。
下の子も高学年になり、少し成長したので、スライドドアじゃなくて良いよね・・・とSUVへ。さらに帰省時に親を乗せることがあるかもしれないと、3列シートSUVを選ぶ。当然すべてAT車です。

そして、子供も成長し、親も年を取り、帰省しても6人で出かけることは完全になくなり、週末も子供は自分の時間が大事になり、友達との約束が優先。一人または二人での乗車が増えている昨今。
やっと、私がわがままを少し言える環境がやってきました。

ただし、プレゼン作戦は必要です

なかなか乗りたい車に乗れないお父さんは世の中にたくさんいると思います。
スライドドアに乗らない父は「悪」とまで言われるご時世(少し言い過ぎ?)いや、それくらいハードルは高いです。
しかも、絶滅危惧種ともいわれるMTとなると、さらにハードルは上がります。
うちは妻が免許を持っていないので、運転手は私だけのため、ここに関するハードルは低かったですが、そもそもMT車が実装されている車が激減の現在。(マツダもSUVは完全にMTをドロップさせました)
私は本命がGR86だったのですが、結果的にそれを先に見せたために、MINIの後部座席に対する厳しさが少しマシに映ってくれました。
(これは作戦勝ちというよりも結果論)

車を所有することが贅沢であることは間違いないため、セカンドカーを持つことなんてありえない。だからこそ1台の車にどれだけの情熱を注ぎこめるか。ここは諦めてほしくないところです。

妻には大きく感謝しつつ・・・今回はうまく行きました。

乗りたい車に乗れないお父さん。
諦めずカーライフを楽しみましょう。方法は必ずあります!


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