深層筋治療主義に異議あり!(8)---我々は”深層筋”を触れているのか?---

Gil Hedley先生のビデオ「Integral Anatomy」Vol. 1のPart2から、冒頭の数分の抜粋です。私がJulian Baker先生の解剖実習に初めて出た時に感じたことと同じことをこの女性も感じていて、面白いと思い、紹介します。(ご献体から剥がした胴体部の浅層ファシア層のみを触っています)

ちなみにこの「Integral Anatomy」シリーズの日本語字幕化の作業では、徹底して

    superficial fasciaを浅筋層ではなく、浅層ファシア

    deep fasciaを深筋層ではなく、深層ファシア

と私が意図的に訳しています。これはGil Hedley先生も同意してくれていますが、日本の解剖学会的に公式な用語があるとするならば、間違いかもしれません。しかしセラピストとしてファシアを扱うには、絶対に「筋」膜と訳してはいけない、と思っています。理由はすべてこの「Integral Anatomy」シリーズを見るとわかってもらえると思います。

日本語字幕を表示させるにはビデオの中の字幕ボタンを押してください。

それでもあなたは「筋肉をマッサージしている!」と言いますか?

それでもあなたは「深層筋を治療しなければ意味がない!」と言いますか?

このビデオの後半部分でその意味がもっとわかります。


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