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子供なのに楽しいことが禁止、って…

宗教2世として育ったわたしは禁止事項がたくさんあった。

同じ境遇の方のnoteを見ると
『子供が楽しい事はほとんど禁止だった』
と書かれているが、そのひと言が全てを物語っている。

私の場合、学年に同じ境遇の子がいなかった為…所謂、行動を監視されてチクられる、と言う事はなかったわけだが、それはそれで気持ちを分かち合える友達がいなくて寂しかった。

私は目立つ生徒ではなかったので、その他大勢になりきるのが得意だった。
つまり、人と違うことをしなければならない(みんなでやっている事が私だけできない)というのはかなりのプレッシャーだったと思う。

なぜが私はみんなと違う。
どうして違うかは分からない。
どうしたらいいかなんて考えた事もなかった。
誰かに助けを求めるなんて考えは微塵もなかったし、なんでも話せる大人などいなかった。

ただ、母がそう強く求めるので、私は従うしか道はなかった。

なぜ帰宅後友達と遊べないのか?
なぜ楽しい行事に参加できないのか?
なぜ誕生日を祝ってもらえないのか?
なぜ週3回勉強しないといけないのか?

表面上は理解している。
全てそう神が望まれているから、だと。

でも、私には分からなかった。
分からないから分かるまで聞こうと言う気持ちにもならなかった。
子供だった。

子供だったのに
誕生日にお祝いしてもらった事がない。
クリスマスプレゼントをもらった事もない。

プレゼントが欲しかったわけじゃない。

アリスおめでとう、◯歳になったね!って言って欲しかった。

私は毎年誕生日の朝起きると、誕生日だなーと思い、今日は誕生日だなーと思いながら一日過ごし、明日の朝になったら誕生日終わってるんだなーと思って寝ていた。

元気に誕生日を迎えられて良かったと家族で喜ぶ事がなぜ、いけないのでしょうか?

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