促進剤を用いた出産レポート


誰かの役に立つかなと思って、レポートを認めることにしました。

昨年出産をしてなぜ今さらレポートなのか。

やっと少し自分の時間が取れるようになってきたから。
ハチミツ次郎さんのnoteを見て、久々に文章に触れて、自分も書いてみたくなったから。
何より、自分自身が出産の時たくさんのレポートを読み漁ったので、もしかしたら自分の体験談ももしかしたら役に立つのでは?と思ったからです。

拙い文章になるかと思いますが、温かい気持ちで見ていただければと思います。

正期産に入り、ドキドキする日々。
検診も毎週になり、内診をするも、開かない子宮口。
前駆陣痛もなく、のんびり屋さんなんだなぁと。

迎える出産予定日。
検診に行って内診するも「うーん、おまけして1センチってとこかな!!」と先生。
子宮口の開き具合におまけとかあるんだ!!と思いつつ。

先生から話があり「どうする?今年中に産みたい?」と言われ。
なんとなく卯年に産みたい!うさぎってかわいいし!と思ってたので「はい!できれば!」と答える。
「そしたら明日から入院して、促進剤を使って産みましょう。」
とんとん拍子に決まった。
スタバの新作は退院してからのご褒美にしようと決めた。ほうじ茶の白玉のやつ。

翌日、朝から入院して先生の説明を受ける。

2日間かけて産む計画でいきます。
今日は錠剤の促進剤とバルーンを入れて子宮口を柔らかくします。
明日は点滴での促進剤とバルーンでお産に繋げれるといいなって思っています。

とのこと。

同意書みたいなやつに記名して、いざバルーン。
3センチのやつですって言ってたな。
入れた瞬間はずどーんと重い感じ。生理痛のちょい重めのやつみたいな。

それから病室でNST付けながら1時間に1回錠剤を飲む。
まだ割と余裕だけどちょっと痛いなーくらい。
お昼ごはんも余裕で食べれた。とってもおいしかった。

1時間おきに5回薬を飲んで、夕方に内診。
子宮口は2センチくらい。
私のお産した病院では当直時間には促進剤は継続しないとのことで、今日はここで終了になる。
バルーンを抜いて、モニターを外して、また明日。

たまにここから陣痛につながることもあるよーと先生に脅され、ドキドキしながら一夜を過ごす。
バルーンを抜くとお腹の痛みも遠のいたので、きっと今夜はないなと思ってゆっくり過ごすことにした。
ご飯を美味しく食べてシャワーも浴びた。
夜もぐっすり寝かせていただいた。

翌日。いざ。
朝から先生の内診→バルーン(今日は5センチ)
子宮口は2センチ。
陣痛室と分娩室が一緒で、ベッドの形が変わって分娩台になるそうだ。
先述の部屋に移動し、ここが戦いの地か。とちょっとテンションが上がる。

朝ごはんを食べた後、点滴で促進剤を入れる。
モニターも常時つけたままで。
仰向けになると信じられないくらい痛いので、横向きになる。
助産師さんには横向きの方がお産が進むからいいね!と言われる。
10分間隔くらいで陣痛がジワジワくるが、まぁ余裕である。
ブラッシュアップライフの再放送をのんびり見るくらいには余裕である。
昼食を食べて、内診。
おっ、バルーン抜けるね!5〜6センチ!とのこと。
間隔も7〜8分くらいになっていたと思う。(陣痛アプリつけるのが面倒になり、実際の間隔はよくわかっていない)
ここまで破水していなかったため、人工破膜してお産を進めましょうとのこと。
破膜自体に痛みはない。じわっと温かい液体が出てくる。

夫を呼んでいいとのことで、自分で電話をする。
ちょうど松屋で牛丼をテイクアウトしてきたところだと言うので、食べてからおいでと言う。

夫が到着する。
この時には陣痛の波がくると少し声が出るくらいになってくる。
ブラッシュアップライフを見る余裕が無くなってくる。

だんだんと声が我慢できなくなる。
声を我慢すると息を止めることになるので、気にせず叫ぶ。
夫にテニスボールでお尻を押してアシストしてもらう。
意味があったかは正直わからないけど、1人じゃないと言う安心感があった。
テレビは消してもらった。

夫が来て1時間半くらい経って内診。
うーん、6センチかな。とのこと。
こんなに痛みが強くなってるのに変わってない!?と絶望。
45分後にもう一回内診にきて、もしあまり変わらないようなら帝王切開も検討しますとのこと。

時間を言われていたのでなんとか陣痛に耐えた。
叫んだ。

そしてなぜかトイレに行きたくなり、陣痛の合間を縫ってトイレに行く。
あとで思えばこれがお産を進めたような気もする。

だんだんいきむのが我慢できなくなる。
いきみ逃しができず、若干いきんでしまう。
メガネをかけていると邪魔でメガネを取ってしまう。
視界などいらぬ。

陣痛が強くなり、間隔が短くなってくる。
私は出産前、陣痛は痛みレベルが100になり0になるを繰り返すと思っていた。
実際は100になり40〜50くらいまで下がるを繰り返した。(促進剤を使っていたから?)
0にならねぇのかよ!聞いてないよ!いつ休む?だ!とちょっとキレた。

先生の内診。やっとだ。
全開ですね。次陣痛きたらいきんでみましょう。

きた。ついにきた。
この痛みから解放される。

夫は一旦カーテンを閉めたスペースに移動させられ、陣痛を耐えたベッドが分娩台に組み替えられる。
組み替えられた瞬間、陣痛がくる。
いきむ。
あれ?なんかもう出てきそうな気がする。
2回目。いきむ。
あれ?もう頭がそこだな。
先生!もう出てきます!と助産師さん。
ドタドタ走ってくる先生。
切りますねーと。
3回目。いきむ。
元気な娘が産まれました。

体感2分。
Goが出てから2分。
実際は何分かわからないけど多分5分以内ではあるかと。

夫はギリギリカーテンスペースから出て来れたそうです。
カーテンを開けた瞬間赤ちゃんがすぽんと飛んできて、先生がキャッチしていたと。
反対の手には注射器を握ったままだったと。(ちょきんとするときの麻酔?)

この世にこんなに尊いものがあったのかと。
お腹に入ってたのは貴方でしたかと。
無事に生まれてよかったと。それだけでした。

お産においての後悔は、産む瞬間メガネをかけておけばよかったということ。
とっても目が悪いので生まれた瞬間をこの目で見ることができなかった。
メガネをかけていたとて、見る余裕があったかは不明ですが。

あってよかったものはペットボトルに付けられるストローキャップ。
陣痛の合間にこまめに水分を取っていた。
叫ぶから喉が渇く。
あとはリップクリーム。
叫ぶので唇が乾く。陣痛の合間に塗る。
タオル。
汗だか涙だかわからないけどびしゃびしゃになる。
陣痛中に握りしめるもよし。

持っていけばよかったと思ったのはのど飴。
思ったより叫んだので、お産の後のどがイガイガしていた。

持っていかなくてもよかったなと思ったのはパック。顔に貼る、パック。
そんな時間なかった。歯すら磨く時間がないこともあった。余裕なし。

産んでから2週間くらいはリズムが掴めずきつかった。
これからお産を控えている人は、とにかく頼れる人に頼り、寝れる時に寝るべきであるということである。
人間、寝ないと狂う。

いずれ、リズムが掴めるし我が子がわかってくる日がくる。はず。

私もまだまだ試行錯誤しながらではあるが、こうしてnoteを書けるくらいには自分の時間が作れている。
スタバのほうじ茶のやつも飲めた。

お産はいずれ終わります。
そして最後にはとてつもなく可愛い我が子に会えます。
母は強いです。

お産を控えてる方の旦那様、産むのは奥様ですので、最大限のサポートを。
授乳以外はお母さん以外もできますので。
近くに誰かがいるだけで、ひとりじゃない!と頑張れるものです。

お子が起きて泣いているのでこの辺で。
皆さんのお産が良いものになりますように。
少しでも参考になりますように。

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