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【ドイツ語】「ここで待ってて」命令法(命令形)#168

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.

第166回と167回では、話し相手が Sie の場合の「命令形」について説明と練習をしました。

今日は 話し相手が du の場合の「命令形」について説明します。
(発音は音声をお聞きください.)


例えば、現在形で「君は私のところへ来る」という意味の
Du kommst zu mir.
という文の主語を省き、さらに動詞の語尾 -st を取ります
つまり、
Komm zu mir!
という形にして文末に「!」(感嘆符)を付ければ「私のところへ来て!」という命令文のできあがりです。


現在形で「君はここで待つ」という意味の
Du wartest hier.
でしたら、主語を省き、さらに動詞の語尾 -st を取ると
Warte hier!
となり「ここで待ってて!」という命令文になります。

(warten や baden など、語幹が -t や -d で終わる動詞は、発音しやすいように 語尾 -st の前に -e が入って wartest や badest となります。これは「口調上の e 」と呼ばれます。)


現在形で幹母音(語幹の母音) e が i に変化するタイプの不規則動詞でも
「君はドイツ語を話す」という意味の
Du sprichst Deutsch.
という文の主語を省き、さらに動詞の語尾 -st を取って
Sprich Deutsch!
という形で「ドイツ語を話して!」という命令文になります。


ただし、現在形で幹母音 a が ä に変化するタイプの不規則動詞では、変化させず a のままにします。
つまり「君はハンブルクへ行く」という意味の
Du fährst nach Hamburg.
なら
Fahr nach Hamburg!
という形で「ハンブルクへ行って!」という命令文になります。


不規則動詞があやふやな場合は、第57回、58回、60回を復習してくださいね。


いかがでしたか?
話し相手が Sie の場合と比べると、少しややこしいでしょうか。
慣れるために、明日いろいろ練習しましょう!


それでは,また明日!
Bis morgen!
Tschüs!

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