見出し画像

【ドイツ語】命令法(命令形)#166

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.

第164回まで 「話法の助動詞」について説明しました。

今日からは 「命令法(命令形)」について解説します。
(発音は音声をお聞きください.)

話し相手に対して何かを命令、要求、提案などをする表現方法を「命令法」といいます。
そして、この「命令法」の動詞の形が「命令形」と呼ばれます。

ドイツ語の場合、話し相手が Sie なのか du なのか ihr なのかによって形が変わりますから、命令形は3種類になります。
「えっ、面倒そう。」と思ったかたもいらっしゃるかもしれませんね。

でも、現在形をもとに考えると簡単ですよ。

今日からひとつずつ説明しますね!

まずは話し相手が Sie の場合です。

例えば、現在形で「あなたは私のところへ来る」という意味の
Sie kommen zu mir.
という文の主語と動詞を倒置します。
つまり、動詞の kommen を前に置いて
Kommen Sie zu mir!
として文末に「!」(感嘆符)を付ければ命令文のできあがりです。

もうお気づきかと思いますが、決定疑問文と同じ語順なのです。

語の順番は同じで、文末に「?」(疑問符)が付いていれば決定疑問文「!」(感嘆符)が付いていれば命令文というわけです。

ただし、それほど命令的ではない助言や提案などの場合は感嘆符ではなく終止符を付けることもあります。

話す時の違いはイントネーションです。

決定疑問文の場合、
Kommen Sie zu mir?⤴
と文末が上昇調になりますが
命令文の場合、
Kommen Sie zu mir!⤵
と文末が下降調になります。

それから、多くの場合 bitte を付けます。少し丁寧な言い方になるからです。

場所は、文の始め、真ん中、終わりなどに入れることができます。
一緒に言ってみてください。

Bitte, kommen Sie zu mir!

Kommen Sie bitte zu mir!

Kommen Sie zu mir, bitte!


いかがでしたか?
難しくないですよね?

つづきは明日。

Bis morgen.
Tschüs!


この講座が有益だと思ってくださったかたは、是非サポートをよろしくお願いいたします。いただいたサポートは講座の継続や改善に向けて研究活動費として大切に使わせていただきます。