ドイツ語はローマ字読みって本当?(母音の練習)#7
※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.
ドイツ語はローマ字読みでいいって聞いたことがあるかもしれませんが,本当でしょうか.
答えは,確かにそういうところがあります.
ドイツ語は英語と違って,母音はローマ字読みでだいたい発音できます.
A は「アー」,E は「エー」,I は「イー」,O は「オー」,U は「ウー」です.
英語の発音では,ローマ字が読めることが邪魔になったりしますが,ドイツ語では逆に役に立つのです.
ですから,日本人にとっては,英語よりドイツ語のほうが発音しやすいっていうのは,こういうところですね.
このまま,ローマ字読みでもいいのですが,今日はさらに正確な発音を練習してみましょう.
ドイツ語では長母音と短母音があるのですが,今日は長母音についてのお話です.
日本語の「アー」とほぼ同じ音がドイツ語の A です.口を縦に大きめに開けましょう.舌は下げたままにしてください.
日本語の「エー」よりも唇を少し横に引くとドイツ語の E になります.口の形は横長の逆三角形になります.
日本語の「イー」よりも,もっと口の両端を横にぐっと引くと,ドイツ語の I になります.
日本語の「オー」よりも口を丸めて発音するとドイツ語の O になります.
日本語の「ウー」よりも唇を丸めて前に突き出して,力を抜かないようにして,舌を奥のほうへ引いて発音するとドイツ語の U になります.
それでは,最後に一緒に言ってみましょう.
A E I O U
それでは,また明日.
Bis morgen.
Tschüs!
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