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【ドイツ語】副文を作る従属接続詞 da と語順 #237

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。

昨日の第236回では副文を作る従属接続詞 weil について練習しました。

今日は副文を作る従属接続詞 da と語順について解説します。

今日取り上げる「~なので」という意味の da は、昨日練習した weil と ほとんど同じ意味なのですが、weil は聞き手が知らない理由を, da は聞き手も知っている理由を言う場合に使われる傾向があります。
ですから weil の副文は 主文の後ろに,da の副文は主文の前にくることが多いということがあります。

主文の前にくるとはどういうことか、もう少し説明しますね。

副文の中では「定動詞後置」になるという話をしましたが、この副文まるごと前に(文頭に)持ってくることもできるのです。

その場合、副文全体は一つ(一成分)と見なされます。

ですから、語順1番目に副文全体2番目に定動詞となり、
第81回で解説した「定動詞第2位の原則」が守られます。

つまり
Da er Fieber hat, kommt er heute nicht.
というように、定動詞後置の副文 da er Fieber hat をまるごと前に持ってきます。
そして、この副文全体が1番目ですから、2番目に定動詞 kommt を置くわけです。
主語はそのあとに続きます。
彼が今日来ない理由「彼は熱がある」というのを聞き手も知っている場合、da を使って
Da er Fieber hat, kommt er heute nicht.
と言うのです。

それでは、昨日 weil で練習した文を da で言いかえてみましょう!

Sie kommt heute nicht, weil sie Arbeit hat.
でしたら、まず weil を da にかえると
weil sie Arbeit hat

da sie Arbeit hat
となりますね。
それをまるごと前にもってきて、定動詞を第2位に置くと
Da sie Arbeit hat, kommt sie heute nicht.
となるわけです。
書くときは副文と主文の間にコンマを入れることも忘れないでくださいね。

それでは、理由を「時間がないから」にかえるとどうなりますか?



Da sie keine Zeit hat, kommt sie heute nicht.
ですね。

いかがでしたか?
頭ではわかったのではないでしょうか。あとは慣れるだけですよ。

それでは、次は月曜日に。
Bis Montag.
Tschüs!


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