だんご
好きぴとの日々を綴ります。
いつもより好きぴの機嫌が良い。大富豪に5000兆円もらったんだって。
スターターデッキを購入したら好きぴのカードが出てきたのでメルカリで売った。
好きぴの涙を蒸留して作ったウイスキー飲んでいる。
昨日のはネズミの仕業よと好きぴに言い訳をした。本当は私の歯が勝手に好きぴの髪の毛を食べたのだけど。
豚の声に似ている好きぴのお母さんの包丁が刻まれてピアノのお稽古をした記憶が蘇るそこにも好きぴは現れるのだった。
真っ黄色のコートを羽織った好きぴの目尻に卵かけご飯のアイシャドウを塗った。
階段を下るように好きぴが私の右足を折っている。
私が好きぴの名前を呼ぶとき、好きぴは一瞬世界から消えてしまう。明太子と高菜をおかわりしているのだ。
好きぴが泣きだしそうだからびろびろになったカセットテープを一緒に巻いた。
チューリップの花びらを食べて好きぴの胃の調子を整えている。サイのツノはバレンタインに不適切。
一夜限りで構わない。好きぴと全裸エベレスト。
私が魔法が使えた頃、好きぴは鴨長明だったはずだ。
好きぴの特技は信号機の色を自由自在に変えられること。今日は群青にした。
ささくれから溢れた血液は好きぴの包皮と同じ成分でできていた。
三島由紀夫を読みながら好きぴのお腹を撫でている。乾燥機に入れ忘れた鉛筆。
好きぴと椚と男性エステ。