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優雅な珈琲生活が最高の復讐である。

先日Amazonで注文したドリッパー(HARIOスイッチ)のサイズを思い切り間違え、返品!の土曜日の朝。集荷時間がなんと朝8時〜13時という振れ幅で、寝坊したかったのに律儀に早起きしてコーヒーを淹れる。まだ体調が本調子ではなく、コーヒーの味もなんとなく苦味が際立って感じてしまうものの、それでもドリップできる幸せを噛み締めて4回も抽出。

それから、先日いただいた「いいお店のつくり方」という本を読む。なんて希望にあふれた本なのだろう。やりたいことがある人はとても美しい。なんだかとても勇気づけられていく。結局、ヤマト氏が集荷に来たのは12:55、もちろん文句は言えない。

お昼過ぎに外に出たら、まるで四月の陽気。あの入学式の頃の空気のにおい。不思議と心がざわついた。僕は自分のことを、まるで小さな虫になったように感じる。

午後は焙煎。海ノ向こうコーヒーのセールで買ってしばらく寝かせていたグアテマラ、オーロラ農園のウォッシュト。このところずっとナチュラルやハニープロセスの豆を焙煎していたので、ウォツシュトの豆のきれいさに今更感動する。sandboxの中煎りのプリセット、それからスロー中煎りのプリセットで2回焙煎。スローの方は2ハゼ入って少しのシティロースト手前といった感じに仕上がった。飲むのがとてもたのしみ。先日買っておいたコーヒー豆のクーラーも今回から投入、めっちゃ楽じゃないですか、これ、、

満足して昼寝。思ったよりも深く眠った。先週はインフル明けからのフル稼働。よく耐えてくれた、と自分の心身をたまには讃えてみたい。

夕方に起きて、しばらく眩暈で動けなかった。無理は禁物です。夕飯の後、これも先週買っておいたタイムモアの手挽きミルC3を投入して、またコーヒータイムを迎える。平日になにもできない鬱憤を、こうして晴らしていくのだ。優雅な珈琲生活が最高の復讐である。自分のために10g、light up coffeeのコスタリカをカリカリと挽いて、46メソッドで淹れる。久しぶりに納得のいくドリップが決まって大充実した。

ほとんどコーヒーのことしか考えてなかった土曜日。そんな土曜日があったっていいのだ。

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