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あなたは、日々自分にどんな質問をしていますか?

私たちは無意識のうちに、日々自分にいろんな質問をしています。
「お昼は何食べますか?」
「いつあの人に連絡しますか?」
「なんで私のことを理解してくれないですか?」などなど
自分に対する質問は、日々の経験で培われきた「内在化した質問」とも言えます。

あなたは、日々自分にどんな質問をしているか、意識したことがありますか?

せっかくなので、ぜひ一緒に思い出してみましょう。
「良い質問」をする技術という本を読んで、自分は下記のワークをやってみました。
実践の仕方はとてもシンプルです。
(ちなみに、質問の仕方について興味関心がある方には、この本もとてもおススメです。)

質問:
自分のパフォーマンス(仕事、プライベート、人生全般)をより高めるために、日々どんな質問を自分にしていますか?
制限時間は10分間。質問数は20個を目指して考えてみましょう。
他の人とは相談をせず、自分ひとりで自由に質問を作るようにしてください。
さあ、どんな質問を思い浮かべたでしょうか?

私の場合、
「今ワクワクしていますか?」
「この仕事を早くやるにはどうすればいいですか?」
「今起きたことはどんな意味がありますか?」
「私はどんな人間になりたいですか?」
「本当にうまくいきますか?」
上記のような質問を言語化しました。

私たちの「内在化した質問」には、個々人の傾向があります。
気になっているもの、大事にしているもの、今置かれている状態などなど、
そういったものの影響を受けて、表出されたのが、まさに日々自分に対する質問です。
例えば、
私はワクワク、効率、意味づけ、自分の価値を大事にしているが、実現したいことに対して不安も常に抱えているので、上記のような質問で自分に問いかけています。
質問の中で5W1Hという考え方があり、私の場合、WHATとHOW関連の質問が多いが、WHY、WHO関連の質問が全然ないですね。
時間軸で言うと、現在と未来についての質問がほとんどで、過去についての質問がほぼないですね。

あなたは、自分に対する質問を言語化してみて、どんな傾向に気づきましたか?

時には、「内在化した質問」によって、自分の思考を整理したり、判断を早めたりして、次のアクションが明確になりやすいです。
一方で、「内在化した質問」の傾向が自分の思考の枠にもなりやすいです。ずっと自分の慣れてきた質問で日々を過ごしたら、思考の枠に気づけない、枠以外の可能性にたどり着けない可能性が高いです。

その時に、常に自分自身を客観視して、
意識的に自分に対する質問をアップデートし続けることが求められます。

効率重視の私ですが、
以前コーチから、
「何を焦っていますか?」
「効率重視によって失っているものは何ですか?」
と問われてハッとしました。
それ以来半年間、下記のように、
自分に対する質問を意図的に変えて、パソコンに貼っておりました。
「この仕事を早くやるにはどうすればいいですか?」
 ➡
「今一番大事なことは何ですか?」
「今のやり方以外にどんな選択肢がありますか?」
もちろん今でも効率重視のところがありますが、違う質問によって思考を変えたりして、行動の選択肢が広がっているように感じています。

自分の思考パターンに気づくのはなかなか難しいです。
さらに、その思考パターンをどうアップデートしていくか、
私自身もそうですが、ひとりではなかなか限界があると感じています。

その時、われわれプロのコーチの仕事は、
クライアントの中で「内在化した質問」と向き合い、それをクライアントにとってより価値の高いものにすることとも言えます。
もちろん、コーチ自身も常に自分の「内在化した質問」を認識する努力が必要だと思います。

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