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5年生存率30%の男 〜肺癌宣告から〜

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気楽に受診した人間ドック… その結果、タバコも吸わないのに肺癌宣告となり、そのドタバタ含め、自分の感情や思いのままに記録しています。
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#CT検査

転職前の休暇消化が吹き飛んだお話 その2

9/30総合病院へ総合病院も初診は、治療方針と血液検査程度… やはり人間ドック側から提供された画像を見て、先生から治療方針を聞かせてもらいました。 治療方針は以下のとおり。 次回は10月4日に造影剤を入れてCTスキャンで細かく見るとのこと。 その後、治療方針で来週2回… そして、スキャンの結果次第で、検体採取のための2泊3日の入院らしい… いや~、人間ドックも気分的に考えていたので、今になって思うと、やっててよかったのかと… とはいえ、タバコも吸ってないのに肺がん疑いとは

早期定年退職 ~退職日を終えました~

本日、長年勤めてきた組織を57歳の誕生日の14日前に早期定年退職いたしました。 本当は気の利いたことを最後の挨拶として語りたかったけど、最後は肺腺癌の宣告受けた吐露と、今の働き盛りの人たちに、自分の健康に過信せず、会社の健康診断を当てにせず、ぜひ人間ドックに年に1回行くように、まるで過去の自分を諭すように口から言葉が出てきました。 わたしの場合、今回本当に、転職を決めていなかったら、まだ人間ドックに行ってなかったと思われるので、近い将来、もっと悲惨な状態での発見になってい

恋でもないのにチクッと胸が痛くなる話 その1 ~ことの発端~

気楽な気分が2022年12月、世の中は年末のクリスマスに近くなり、帰省や旅行、はたまた年末年始の予定まで、色々な話題にあふれる時になってきています… わたしは10月31日に早期定年退職、11月1日の任期付転職を前にして、9月末の26日に、本当に気楽な気分で心身ともにリセットすべく人間ドックを5年ぶりに受診しました。ところが1泊2日の人間ドックコースの1日目の終わりに、特にコースメニューには入っていなかったのですが、先生から検診として伝えたいことがあるとのことで、そこで自分の

恋でもないのにチクッと胸が痛くなる話 総集編

いつまでもあきらめず

今年は幸か不幸か寿命が少し伸びた記念すべき年だったのかも… 転職を決めなかったら、わたしは自分の癌を知らずに今も過ごしていたのかも知れない… 本当にたまたま行ってみようと気楽な気分で人間ドックに行ってみただけ… 新しい職場に、身も心もまっさらにして望むため… それがまさかの肺癌とは… たばこも吸わないのに… 散々悩んだ後、右肺の3分の1を切除したので、できればこれだけで終わることを望みたい… それでもまだ疑いがあるところが肺に2箇所散在して残ってる… 過去20年以

術後の経過

右肺上葉切除の手術後に色々考えたり試したりしたことを記録としてとどめておこうと思います。 万が一、不幸にもわたしと同じような境遇に陥った人が、あたふたしないように比較検討できるものであればという思いです。 5年前のCT検査では、何ら異常なかったので、そこから現在までで生活上の何か違いがあれば、それを探ろうと考えてみました。 まずは、肺癌に関係すると自分で勝手に解釈している空気関係から3つほど… エスプレッソのポッド一つは朝一番にエスプレッソコーヒーを飲む習慣が20年以上前

やはり一般の健康診断では肺癌の早期発見は絶望的かと…

右肺上葉切除手術後の定期健康診断今年に入り、切除した右肺上葉の病理検査で、リンパ節の24のサンプルのうち、2サンプルに癌の浸潤があったことで、当初の肺癌のステージ1Aだったものが3Aに変更されました。また、これにより化学療法(抗癌剤治療)に移行されることになりました。 そして1月24日には、現在の職場での健康診断。 事前の問診票には「肺がん 治療中」とだけ記載しました。 その結果を社内イントラで確認… う~ん、やっぱりこれでは肺がん等の初期発見は絶対ムリというのが、わたし

化学療法(抗癌剤治療)4サイクル目第2週に突入…の巻(2023年4月19日)

第1週の退院後4サイクルともなれば、身体も慣れてくると思いきや、段々と吐き気や倦怠感も蓄積されてくるのか、本当に辛かった… 上手くいったのは便秘対策くらいかな… これは朝のエスプレッソコーヒーを飲み、トマトジュースを飲み、純リンゴ酢+納豆1パックを食べ、最後にお茶と一緒にビオフェルミンSを3錠飲むことを毎日続けているので、腸内細菌のおかげだと思う… それでも第1週の抗癌剤シスプラチンの副作用と思われる便秘も解消した後は、今度は17日(月)と18日(火)で下痢が襲ってきた…

切除した肺の記憶 〜肺腺癌サバイバー〜

肺腺癌で右肺上葉切除手術を昨年末に実施して4ヶ月以上経過しました…そう右肺の3分の1を失いました… 何とか、感覚的には馴染んできたものの、時折呼吸のタイミングが悪いのか、急に息を吸い込むような時もあります… 肺そのものの痛さなどは感じないものの、時々、右肺の気管支側がチクッとするときがあります… そのたびに、肺の叫びを感じるような妙な感覚がします… 手術後に感じるのはその程度で、速歩きする時に、やっぱり肺活量が足りないことに気づくくらいかと… 背中が痛むそれでも不思議な

連休も最終日…

連休中にやろうと思っていたことを、結局は何も出来ず、時間だけが無駄に消費されてしまった感… ずっと昔の小学生の夏休みに似た、もうすぐ夏休みが終わってしまう焦りのような、はたまた虚無感のような変な感じ… とはいえ、肺腺癌の化学療法(抗癌剤治療)の副作用は、点滴が終わってもすぐには癒えず、まだまだ続くようで… 味覚障害対策味覚障害対策を色々と実験… コーヒーもお茶も後味が生臭く感じてNGだったけど、めちゃくちゃ濃くしてホットだと、なんとか飲めることがわかりました… また、牛

ここに来て、何と10日間の入院とは… 後日追記あり…

今日は5月2日(火)に行った造影剤入のCT検査の結果を見ることに… 5月2日(火)頃は風邪をひいて咳が酷く、肺に響いていましたので、白血球が低いときに肺炎を起こしていると思っていました。 案の定、造影剤入りのCT検査画像にも、肺炎がくっきりでているのを確認いたしました。CT検査って本当に凄いですね… その後のGWの連休でかなり睡眠をとり改善しましたので、現在は風邪も治り咳も少なく、肺にも響いてないので肺炎は完治に向かっているかと思います。 5月2日(火)の血液検査で腫瘍

高額医療制度に救われるかも…

5月9日の検診時に、医師から言われた、これから毎日3年間にわたって飲み続ける薬の名前を思い出せずにいました… 以前の担当医に書いてもらった医師の診断書に「CDDP+VNR 4サイクルの後は、オシメルチニブ経口投与による術後補助化学療法を行う予定である」と書かれてあったので、その情報をもとにネットで調べてみたら、ありました。 どうやらアストラゼネカ製の「タグリッソ」という錠剤です… https://www.astrazeneca.co.jp/media/press-rel

ぽっ!? お肌が赤くなるらしい!?

服用のための入院日程確定本日5月16日(火)に、医師の問診と今後の治療日程が確定しました。 5月20日(土)に、入院前のPCR検査等を受け、22日(月)~31日(水)までの10日間の入院が決まりました。 そして職場には病気休暇の申請がいるので、改めて医師の診断書を書いてもらいました。医師の診断書も、これまで肺腺癌の様々な局面で書いていただき、そのおかげで何とか病気休暇扱いで入院や手術、CT検査やMRI検査、PET検査等、数々の検査も受けることができました。 本当に医師の

入院初日 いろいろ検査(2023年5月22日)

これから入院となると本当に億劫になるというもの… 自宅の戸締りをして、荷物が多くなったのでタクシーを呼び、駅まで… そしてとうとう病院に到着。 前回と同様8階西側の一番端の病室で廊下側… キャリーケースのものをテレビ台の引き出しなどに詰め、服を着替えしばし休憩… まずは採血しばらくすると最初は採血。 久しぶりにお会いする看護婦さんとご対面… 入院の支度でドタバタだったので、その辺も血液検査の結果に出てくるのかも… 早くも昼食採血の後、ウトウトしていたけど、丁度昼食時間で