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公立中は社会の縮図。不登校・別室登校1割はハインリッヒの法則?

少し前に、娘トラの学年で1割以上もの生徒が不登校や別室登校になっているらしいとつぶやいた。

しかしどうやらこれは氷山の一角だったようで。

トラの話によると、毎日登校して部活も参加して一見問題が無いように見えても、実は問題ありな子(親?)がチラホラいるのだという。
たとえば、

  • 係や班決めの場で、自分の思い通りにならないと泣きわめく子。(園児か!?)

  • 担任が家や携帯に何度も電話をかけても決して折り返さない親。

  • 教材や部活の集金で、毎回微妙に金額が不足する子(親?)。

  • 夏休みの部活に毎回1時間以上無断遅刻or無断欠席で、1日もまともに来ない子。(遅刻欠席の際は親から連絡するルール)

  • 大会の準備を手伝いたくなくて、毎回集合時間に遅刻。準備が終わった頃にしれっと現れる子。(もちろん遅刻の連絡はなし)

  • 子が部活のレギュラーに選ばれなかった腹いせ?に「顧問を変えろ」と学校に詰め寄る親。

  • 新部長に立候補するも落選、新部長抜きのLINE裏グループを作成し悪口を書き連ねる女子。(トラはこれを聞き、部長には絶対なりたくないと言っていた)

などなど、全部別人だというから驚く。
ここは都会のように上澄みが私立中へ流れるわけでもなく、特に荒れてもいない中学なのに、である。

まぁ例に挙げたような人は大人社会にもいるし、公立中は社会の縮図とも聞く。
だとすると「不登校・別室登校1割」は顕在化した問題のごく一部であり、水面下の方にも問題があるのではないか。

いわゆる”ハインリッヒの法則”や”氷山モデル”で表わされる図式である。

ハインリッヒの法則(氷山モデル)

例に挙げた子らと不登校の子らが同質だと言いたいわけではない。
水が濁って魚が浮き上がってくるかのごとく、問題の種が増えるにつれ学校の居心地が悪くなり、不登校や別室登校に追い込まれる子が増えたのではないか。

不登校・別室登校が1割もいると知った時は俄かに信じられなかった私だが、このトラの話を聞くにつれ腑に落ちてきた。
今では「あの暗黒の中学時代を過ごした私がもし今の中学生だったら、果たしてまともに登校できていただろうか?」とさえ思う。

そう考えると、テストの点数がどうとかスマホ中毒だとかはどうでもよくて(よくないが)、わが子が毎日元気に登校するだけでも有難い。
私の繊細気質を引き継がなかったお陰でいまだ悩みらしい悩みも無く(面倒くさい女子にはイラつくようだが)、学校大好きと言うわが子が妙に頼もしく思えてくるのだった。

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