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教育費、その見積もり軽くない?

「高校も大学も無償化されるんだよね?」

東京都では高校無償化するとニュースで見ました。
子供が3人いるご家庭では3人目から大学無償化と言ってましたね。

確かにね、確かにそうです。
私が住んでいる県では、私立高校も県立高校も無償化されています。(ただし、所得制限あり)

でも。

無償化と言うとまるで無料で私立高校に行けるような印象を受けるかもしれませんが、そんなことはありません。

無償化されるのは授業料です。私立高校だと授業料無償化は大きいですが、施設費や他の費用があります。我が家の長男が卒業した私立高校にかかった費用を見ると、授業料無償化は体感的には35~40%値引きくらいな感覚でした。田舎ゆえにスクールバスも利用しました。便利でしたがお金はかかりました。月に1万円を超えました(学校の距離からによってはもっとかかる生徒もいました)。

他にも部活や教科書・教材費、学用品やこづかいだって、それなりにかかります。高校生ですから。予備校や塾に行く場合もあります。その場合は金額が中学生の塾代よりはるかに高額です。(ええ、もうけた違いです。)

教育費ではありませんが、食費だってかかります。
我が家は子供2人の4人家族で、子供たちは偏食で小食でしたが、それでも食費は毎年月額1万円ずつ増えました。家計簿つけてたので分かるのですが、贅沢してなくても年に食費が1万円ずつ増えました。やっぱり体が大きくなったらそれなりに食べるのです。着るものも光熱費もスマホ代もかかります。

だから、ライフプランを立てる時は、子供にかかるお金を「高校無償化」「大学無償化」なんだから、と小さく見積もるのではなく、無償化されないところを無視せず「それなりにかかるもんだ」と見積もって予算取りした方がより実際に近くなります。

「予想より多くかかっちゃった」で終わればいいのですが、教育費の見積もりを低くして「これくらい大丈夫」と大きな住宅を購入し、住宅ローンを大きい金額で設定するとかなり大変になることだって考えられます。

老後資金を貯めるはずが、貯められず老後に突入するかもしれません。

我が家のお金の流れをしっかり整えるためにも、「無償化」の内容を知ったうえで教育費の見積もりをするのが大事だと思っています。


お読みいただきありがとうございます。
今日も皆様がステキな一日を過ごせますように。




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