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キャラ弁変遷記録

キャラ弁ってやつは、なかなかの年月私を悩ませてくれている。

1)絶否定期(長男誕生〜男子2人子育て約7年)

食べ物で遊ぶなー!

お腹に入れたらおんなじ

無駄!

その分他にやることあるでしょ

外見より中身

と自分の信じたい「正しさ」

(栄養とか、効率とか、清貧さ)のためにそのものを否定していた頃。

男子たちが特に望まなかったこともあり

(言えない雰囲気だった可能性もなきにしもあらず)

キャラ弁をSNSにアップするのが流行っていたことに

「承認欲求の悲痛な叫びに見える」というおじさんのコメントに同感し

やっぱり絶対に作らない、と誓っていた頃。


2)吐きそうになりながらトライ期(押しの強い娘誕生)

最初の変化のきっかけは入園した娘が「キャラ弁を作ってほしい」と言ってきたこと。

「お母さんそういうの作れないんだよ」と今までのスタンスを通そうとするも娘は諦めず

トライしてみると吐き気がするほど嫌だった。

作るたびに機嫌が悪くなった。

そんな私を見ても

キャラ弁のレベルを下げてリクエストを続けてくれた娘。


3)私はやってもらってない!のこじらせ発覚期(1年前)

セルフチューニング実践講座に出会い自分を見直していく中で、

この嫌気は

「私は子どもの頃そんなことしてもらってない!」

「私は我慢してたのに」

という自分の過去の思い出をこじらせているせいで

娘に嫉妬しているんじゃないかと気づく。

そうか、そうだったよねと子どもの頃の私を慰めながら

娘にキャラ弁を作ってあげてもいいんだ、

娘を喜ばせていいんだ、と少しづつ思えるようになっていく。


4)できるけど向いてない期(1年前〜)

「今度の遠足これ作ってほしい」「んーちょっと難しそう。こっちは?」と相談したり

材料を一緒に買いに行ったり

前よりも嫌な気分にならず作れるようになってくる。

ただ、やっぱり私には向いてない。

不器用だし得意じゃない。

男子のシンプルなお弁当の方が気楽。向いてる。と感じるフェーズ

悩みも減り、これでいいと納得しながら対応してた頃。


5)完成度を求めてたんだ!期(今日から)

そして今日、思いがけず新たなフェーズに突入

5月の運動会なのに、なぜかハロウィンの帽子付きダッフィー(体あり)依頼あり。

作り始めるも、

細長い弁当箱の幅じゃ顔の横に耳が入らないじゃないか😱

画像と実際のサイズ差を目測で変換するの大変😭

ご飯とかチーズとか素材によって違う感触でうまく形にできない🤯

切ってみたけどなんかダッフィーの顔が違う、でやり直し😭

しているうちに時計は7時30分

ああああーーー😱


隣で「大丈夫だよ。このダッフィーで可愛いよ」と励ましてくる娘すらうっとうしく感じるテンパり具合。

耐えられず「イライラしてきたぁーー!」とストーリーズで発散して一息。

「この帽子なくてもいいんじゃない?」(ゲッソリ)

「帽子もいる」(望みにまっすぐ)

なんとか間に合って娘がルンルンとお弁当を持って登校したあと

このあとすぐ運動会へ行くのにまだパジャマですっぴんの私はとりあえずコーヒーを淹れて放心した。

・・・。

このイライラって、私本当はもっと上手に作りたいってことだよな・・。

ついこの間、

「○○ちゃんは目がいいから

お手本と自分の字の違いもよく見えちゃって、それで書くのが嫌な時もあるみたい。でも進んでるから大丈夫、大丈夫」

私が書道教室のお迎えに来たママに言ったことを思い出した。

それ、私じゃん。

うまくできないのが嫌で遠ざけてるから

練習の回数が少なくて

より苦手意識が育ち

また遠ざけていく。

そう、まさに私。

でもそんな時に助けてくれるものは知ってる。

それは必要なものが整った環境だ。

私もキャラ弁に使う道具を揃えてみよう。

いつの間にかなくなったピンセット。100均で買える。

丸がきれいにくりぬける型。果物ナイフで毎回頭抱えるのやめて、どこに売ってるか探そう。

デコフリが売ってるスーパーはこの間3軒回って見つけたから大丈夫。

そんなことを考えていたら、イライラしてきたぁー!のストーリーズを見てくれた友達からメッセージが届いてやりとりした。

「かわいい!ダッフィーの毛並みと色味の表現✨力作!」

誰かに認めてもらって嬉しいことは

恥ずかしいことじゃない。

やっぱり(1)よりこっちの方が幸せが多い。

今後採用!



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