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10年ぶりの再会

母から段ボールがひとつ、送られてきた。
先日、noteにも書いたこれ。

わざわざ送ってくれるというのだから、その好意を無駄にはできないなぁと思いつつ、でも実際送られても邪魔かなぁ、なんて思っていた。

のだが……
見覚えのあるクマたちが3体、タオルに包まって箱詰めされていた。


あぁ……

予想していた以上に再会が嬉しかった!

箱から取り出してみると、思ったよりもくたんとして手足はぶらぶらだし、毛並みは最後に見たときとちっとも変わっていない。

しかも、わたしが社会人になって間もない頃に手編みしたマフラーまでそのままだ。
これは当時の仲良しの友だちとおそろい(色ちがい)で使っていたマフラー(というより襟まき、のほうがしっくりくる)。ちゃちな作りの割に暖かく重宝したんだよなぁ。

改めて、きれいに保管してくれていた母に感謝した。

もうひとつ、予想していなかったこともあった。それは、この子たちからほんのりとログハウスの匂いがしたこと。ログハウスの、というよりは薪ストーブの匂い、燻製の匂い、なのだけれど。

ずっと帰っていないあの家の匂いだ。懐かしい。

箱を開けてしばらくは、部屋中にあの薪ストーブの匂いが漂っていた。もうあと数日したら消えてしまうんだろうけど。


みんなそろって記念撮影

この子たちを作ったのは中学生か高校生のときかな、高校に入ってからは1年間不在期間があったり大学受験の前にはそんな余裕はなかったと思うから、中学生のときか。
姉と2人で夢中になってテディベアを作っていたのが懐かしい。

当時のわたしたちにとって、既製品のテディベアは欲しくても高価で手が出なかった。だから自分たちで作ろうとしたんだろうけど、きっと値段だけの問題じゃなく、自分で自分好みのものを作ることに意味があったよなぁとおもう。

また作りたいな~。
そのためにも……今はやるべきことをやらねば!

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