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懐かしの味。五平餅

ここのところ、バタバタとしていて
母ともあまり連絡をとっていなかったのだけれど、ひさしぶりに母からの小包が届いた。

その前日、仕事が終わってふとスマホを見ると、ショートメッセージが送られていた。

今日は◯◯のバスツアーに行ってきました🥰
お土産を送ったよ🎵

母より

翌日の夜、クロネコさんが届けてくれた箱の中には、五平餅。
懐かしい〜!!

そもそも関東に住んでいると、「五平餅」というものの存在自体をうっかり忘れていたのだった…。地域限定だったのね。(考えたことがなかった)

子どもの頃よく、家族で出かけたときとかお祭りのときなんかに食べてたっけ。
夢中になって食べていると、食べ終わる頃にはタレが両頬についてヒゲになってたりとかね。懐かしすぎる。


子どものころ。家族で出かけると(のちに大人になってから聞いた話では)
父は外食が嫌い、家に帰って食べれば良い、という考えだったいっぽう、母はせっかく出かけたんだから外食したい、という考えだったようで。
だいたい母のほうが折れて、外食はせず家に帰っていたのだとか。
そう言われてみると、あんまり外食ってしなかったなぁ…と。うち子どもの数が多かったから、大変だったのかなぁと思っていた。一家で外食となるとかなりお金がかかるからね。

わたしたちきょうだいは、外食に憧れつつも
家で食べるのが当たり前だと思っていたから、そんなもんかなぁと思っていた。だから後になって、実は母は外出先で食べて帰りたかったと聞いてちょっと驚いたものだった。

今のわたしは、どっち、かなぁ…
家でわざわざ作るのが面倒だから、外で食べて帰ったほうがよい、という考えも分からなくはないけど、せっかくお金を払うなら「ちゃんとしたもの」とか「お金を払ってまで食べる価値のあるもの」を食べたい、と思うと、そういうお店を探すほうが大変だし、めんどくさいから、家で好きなものを作って食べたほうがいい、という考えと。

どちらかというと、「家で食べればよい」という、昔の父の考えのほうに近いかもしれない。


・・・話が逸れてしまった。
話を戻すと、五平餅は数少ない
「外で食べさせてもらったもの」のひとつだったなぁ、ということを思い出したのだった。


家では作らない。
外で買って食べるもの=特別なもの、というのがわたしの頭には刷り込まれている。

というわけで、懐かしの味。
五平餅。
お母さん、ありがとう。


たまに食べるのが、いいねぇ〜。




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