『盗作小説』THE PLOT
ひさびさにドッキリな小説に出会った。
これはたしか、雑誌イングリッシュジャーナル(ENGLISH JOURNAL 2023年1月号)の中で紹介されていた本だった。
あらすじを読んで、これはおもしろそうだ、と思い図書館で予約してみると、なかなか人気のある本らしく予想以上に待ってから手元にやってきた。
この小説は、とある小説家の話である。かつてのベストセラー作家である主人公は新作が出せずに悩んでいた。そんなときふと出会ったプロット(筋書)を盗用して小説を書くことに成功する。でもそれは彼本人がイチから考えたものではない。
この新しい小説は空前の大ヒットとなり、売れっ子小説家となった主人公。そんなとき、あの小説は「盗用」だと何者かからの脅迫めいたメッセージを受けとった。主人公は必死になってその犯人をつきとめるというストーリー。
いやはや…
本の前半までは、実をいうと「ちょっとイマイチかなぁ」なんて思っていたのだが、途中からは主人公に次々と訪れる驚きの展開にグイグイと引きつけられていた。
ネタバレしてしまうといけないので、詳しくは書けないけれど最後はまさかの……という感じでハラハラどきどき、でも楽しませてもらった。
いったい、どうしたらこんなおもしろいプロットを考えられるのだろう。
小説家、ってやっぱりすごいなぁと思った1冊でした。
【今日のTOP画像】
Canva Proになったので、CanvaのAIに「売れない小説家」を描いてもらいました。なんだかいろいろ試せるって、楽しい。
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