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フルテロップをやめたら軽くなった

今日は動画編集のはなし。
ちょこっとメモ程度に書いてみます。

今編集している動画はYouTubeチャンネルの8本目。
1本仕上げるごとに、少しずつやり方を工夫して、あらたに加えるものもあれば削るものもある。

いま思えば1本目の動画は、「超」がつくほど長尺で、初めての挑戦にしてはやりすぎだったなと思う。テロップは文字起こししたものをそのまま、デザインも考えている余裕なく、ただひたすら喋っているものを文字にして出す、というなんのひねりもないモノになってしまった。
効果音はひとつもなし、BGMはひとつの音楽をずっと同じ調子でうっすらと流す、ここにも工夫はゼロ。

その次からは、効果音を入れてみたり、途中にイメージ画像やイメージ動画をはさんでみたり、BGMも数種類を使って途中で切り替えてみたり。
テロップも、強調するところは文字サイズを大きくしたり、文字の色を変えたりとめちゃくちゃ大変だったけど、基本的にははじめから終わりまでずっとテロップ(字幕)をつけた。

これもまた、めちゃくちゃ工数が増えて大変だった。
タイムラインは切り刻まれたクリップがずらっとならんで、それはそれは壮観だったけれども。単なる自己満足だな笑


あまりにも時間がかかりすぎて、動画を公開するのが遅くなってはいけない、と、なにかを削って(犠牲にして)時間を短縮できないだろうか、と考えた。

前回と前々回は、思い切って効果音をグッと減らした。ピコン、チーン、が減っただけでこんなに楽なのか、と感動を覚えた。
そして今回は思い切って「テロップ(字幕)」をざっくりとカットすることにした。

1から10まで、一言一句文字にするのをやめた。

昨日のnoteでこんな本を紹介しておいて、なんだけど。

実はこの本を読んだからこそ、「やっぱりこの判断はアリだよなぁ」と思ったんだけれど。大事なのは「伝わる」こと

動画を見続けてもらうためには、飽きさせない、というのは以前にも書いたかもしれない。
飽きさせない、のなかには「常に何かしらの刺激(=動きや音で興味を引く)」だけでなく「見ていて理解できる(=伝わる)」ことも含まれているんだ、と思った。

動画の中で言っていることを、すべてそのまま文字にするだけが
視聴者の理解を助ける
ことにはならない。

それよりは、どちらかというと
大事なキーワードをわかりやすく見せたり
より理解できるような説明を加えたり
ときにはイラストを使ったり
動画なのだから動きをつけてみたり
・・・
などなど、フルテロップにする以外にも方法はたくさんある。


フルテロップが、単なる作業だとすれば
今回のようにポイントだけ押さえたテロップ表示は、頭を使う。
方法は無限にあって、どうしたらより視聴者に理解しやすく表現できるか、を考えながら最適な方法を選択することになる。

まぁまぁ大変だけど、考えることは楽しいし
今回は完成する動画の長さが30分弱なので、気持ち的にも楽だ。


フルテロップのように、話者が発言したタイミングとテロップを出すタイミングをコンマ何秒レベルで合わせなくてはいけない、みたいなストレスもなければ、絶対的に表示する(出す)枚数が少ないから、ひとつひとつにじっくりと時間をかけられる。

それでも、気持ち的には作業量が10分の1くらいにまで減った感じ。
これは、すごい時短になりそうだ。


さて。
この動画が視聴者にどう受け入れられるかは、出してみないと分からないけれども。
わたしとしては、これまでタラタラと字幕が流れるよりは、すっきりしてみやすいと思うんだけどなぁ。ダメだったらまた次から考えよう。

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