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ちょっとした達成感

暑い。
朝は風もあってすごしやすい日になりそうだな~、と嬉しくなったのだが、お昼すぎから強烈な太陽の光がさしてきた。

暑い。
我が家のリビングは西側に窓があって、午後はとにかくよく日が入る。夏はサウナのように暑くなる。

そんな暑い暑い室内で、今日は繕いものをしていた。

ミシンー!
ミシンが欲しい、と言い続けてはや何年?
欲しい、けど毎日使うわけではないし、なるべくなしで済ませられないか? と実験中なのでしかたがない。手縫いすることにした。

縫いたいものは、冬用の掛け布団を収納する収納袋。
収納袋、なんていうとカッコいいのだが実際は買ったときに布団が入っていた不織布で作られた袋。布団を円柱状に丸めてギュッといれてぐるりとファスナーを閉じると、ビックリするくらいコンパクトになる。もしかしたら、こういうものは買ったら捨てるものなのかもしれないけど、我が家はそれを収納袋として何年も使っているのだ。

ところが、昨年の夏、布団をしまおうとしてギュッと思い切り押し込んだときに袋の一部がビリビリっと破れてしまったのだった。不織布と透明のビニールの継ぎ目のところで、縫い目のところから裂けてしまった。そのときは、なんとか押し込んでファスナーも閉じたけど、これ以上無理をかけるともう次はないな、という感じ。代わりの袋を買うのも面倒だし、ちょうどいいものが手にはいるとは限らないので、今あるものを大事につかうことにした。

今日は午後から晴れてくれたので、掛け布団のカバーを洗濯して干し、本体も日に当てることができた。「しまうのは今日しかない!」ということで急いで袋を縫った。いつ、何の目的で買ったのか分からなくなった布の切れ端が、当て布にぴったりの大きさが取れた。クシャクシャだったので、軽くアイロンをあててしわを伸ばすついでに、端の縫い代分を折る。

ただでさえ暑くてイラっとするのに、こんなときに手縫いかよー!
と思ったが、仕方がない。
今やらなかったら後でもっとめんどくさくなる。

裁縫箱をとりだして、手縫い糸を探した。

つかったのは、昔からあったダルマ印の縫い糸。
コレじつはわたしが買ったのではなくて、昔、母の裁縫箱から拝借したものだったのだが、あまり手縫い糸というのは使わないので、なかなか減っていかなかった。

それがついに…
今日、使い切りました!!! ヤッタネ!

最後まで使い切ることなんて一生ないかと思っていたけど、終わった。やはりなにごともコツコツやれば終わりはある、ということが分かった気がしてちょっとした達成感みたいなものを味わえた。嬉しい。


収納袋は予定通りの仕上がりに。
そしてお日さまにあてた布団にはカバーもかけて、ぎゅぎゅっと圧縮しながら袋に収めることができた。

クローゼットの上段にも綺麗におさまって、今日の大仕事はひとつ終わり。

手縫いでも意外といけるじゃん、ワタシ。
と分かった休日でした。白い手縫い糸は使い切ってしまったけど、これからは大量にあるミシン糸を使おうかな。(なるべく買わない暮らしをめざしているので)

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