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魔術師に学ぶ

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現代の魔術師こと落合陽一氏の「日本再興戦略」の要約とそれに付随する私の意見をまとめています
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記事一覧

魔術師に学ぶ⑦会社・仕事・コミュニティ

◯「ワークアズライフ」の時代において重要なの,、「ストレスフルな仕事」と「ストレスフルではない仕事」をどうバランスするか ◯「仕事のポートフォリオマネジメント」も働き方のキーワードに. ◯どうやって哺乳類型の小さくてフットワークの軽い企業をたくさん創り出して,恐竜型のでかい企業とつなげて,これまでと違うイノベーションを起こせるか ◯大学やベンチャーへの投資が必要 ◯個人のキャリアプランとしても、ベンチャーに入ることが賢い選択

魔術師に学ぶ⑥教育

◯新しい時代に磨くべき能力は、ポートフォリオマネジメントと金融的投資能力 ◯ポートフォリオマネジメント→複数の職業をもったうえで、どの職業をコストセンター(コストがかさむ部門)とするか,どの職業をプロフィットセンター(利益を多く生む部門)とするか ◯金融的投資能力→「何に張るべきか」を予測する能力. ◯日本人が時代を読むのが苦手なのは,専門性に分かれたから.ポートフォリオマネジメントをしたり,いろんなところに行ったりしないので,タコつ

魔術師に学ぶ⑤政治(国防・外交・民主主義・リーダー)

◯地方分権が進むと中央政府の求心力が弱まり,国防が弱くなりかねない ◯「機械化自衛軍」をもつ ◯外交の最重要テーマはインド 地理的に中国を挟み込める インド・アメリカと戦略を共有していたら、日本の外交は安泰 ◯これまでのリーダーの理想像は「リーダー1.0」.一人で何でもできて、マッチョで、強い人。中央集権的。 ◯これからは「リーダー2.0」.条件は3つ. 1.弱さ(共感性の高さ) 2.意思決定の象徴と実務権限の象徴は別でいい 3.

魔術師に学ぶ④日本再興のグランドデザイン

◯人口減少と少子高齢化が日本にとって大チャンス 1.自由化、省人化に対する「打ち壊し運動」が起きないこと 2.人口減少と少子高齢化へのソリューションを輸出する「逆タイムマシンビジネス」 3.教育投資(大人が増え,貴重な子どもへの投資に不平が出にくくなる)→機械化と省人化によって実現 ◯ブロックチェーンやトークンエコノミーは日本と相性がいい。ICOは地方自治体が中央集権から脱する切り札になり得る ◯「ブロックチェーン・オブ・エブリシング(BoE,あらゆる領域にブロッ

魔術師に学ぶ③テクノロジーは世界をどう変えるか

◯AI,ロボット,自動運転,AR・VR,ブロックチェーンなどのテクノロジーが生活や仕事を変えていく. ◯キーワードは「どうやって我々は、本当の意味で,『近代』を脱していくか」=人が働くことによってもたらされるボトルネックを開放していくこと 近代的教育を施して,人を均していくことをやめなければならない.それがマイノリティの問題やワークライフバランスの問題に対する抜本的な解 ◯近代というマス世界「1対N」の世界から、現代という多様世界「N対N」の世界になると、「

魔術師に学ぶ②日本とは何か

◯出雲政府と大和朝廷の争いが,日本の統治構造を形づくるうえで決定的な影響をもたらした。それ以降は、基本的に天皇という概念を中心にして統治されてきた. ◯大化の改新(645年)→宗教的な立脚点は天皇に,法制や法律は官僚的人材(中臣鎌足など)が決めていくという官僚主導の管理経済型の仕組み. ◯墾田永年私財法(743年)→それまでは三世一身の法で,土地は3世代までしか所有できなかったが、永遠に自分のものにできるようになった. 戦国時代には執行者の地

魔術師に学ぶ①欧米とは何か

「現代の魔術師」の異名を持つ 落合陽一さん 私は彼の存在にただいま絶賛、釘付け中です。 存在というか、言動、行動、思考、スタイルどれを取っても被ることのないユニークさを持ち、かなりすごい経歴を持っています。 以前のTwitterのプロフィールをみてみると ”博士/筑波大准教授・学長補佐・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤長/ピクシーダストテクノロジーズCEO/JST CREST研究代表/大阪芸大客員教授/デジハリ客員教授 / 未踏スパクリ・総務省異能/VRC理事/未踏理事