カミに憧れる
子供の頃
神社につれていかれたとき、森羅万象がカミだ、と言われた
教会へつれていかれたとき、天の父なるカミが万物を創造した
と教わった

万物にカミが宿ってる
いつもカミが見ている
だから
米粒ひとつひとつも大切にする
トイレも清潔にする
ヒトの見ていないところでも、恥じるようなことはしない
困っているヒト、弱いヒトは助ける
全てのことに感謝する
愛が全てだ、と、、

わたしは、万物のひとつだ
カミが宿ってるのだろうか、、
天の父は、自分に似せて、子であるヒトをつくった
わたしは、天の父のようになれるのだろうか、、
真似事くらいなら、できるようになれるのだろうか、、
欲を出さなければ、小さい小さい、ゴマ粒くらいのカミなら
ならせてもらえるのだろうか、、

世界のちっちゃい隅っこで
キョロキョロして、フラフラして
疲れそう
いつも、何か物足りなく、求めている欲しがりっ子

ゲームセンターやお菓子売り場で見かける子供のように、
「イヤだー、イヤだー、、、」
「ほしいよー、ほしいよー、、、」
「、、、いかないから、いかないから」
と言って、だだをこねて、しゃがみこめば、いいのだろうか、、

カミがわたしをつくったなら、製造責任というものがあるだろう
不完全な、欲しがりやの欲求を満たすべきだ

わたしが、カミの子なら
それは、カミの力をもつということでいいのか、、
ならば
わたしの言うことを聞きなさい
わたしは、天地万物の事象を従えて、世界を変えるから
父の代で、できなかったことを実現するから
争いごとの消滅
飢餓の解消
生老病死の超越
苦しみ、悩み、迷いからの解放
楽園の創造
この世界、あっちの世界の包括的な理解
全ての全体の調和

このくらいのことは、バカなわたしでも思いつく
本物のカミならば、思うだけでなく
今、即、実行できるはずだ
やってくれ
、、