おれは、おまえの腑抜けたさまを見たくない

やるって言ってたことを
やるつもりだったことを
やらなきゃならないことを
雨が降ってるから　傘がないから
暑いから、寒いから
あいつがいるから　
やる気がしないから
だるいから
連絡がくるかもしれないから
明日でもいいから
今晩は、酔いたいから
今楽しいのが、最高じゃん　ッテ
これを繰り返し
時間ってやつを、過去に垂れながす

おまえの過去から現在への一体性
おまえの未来から現在への包括性を
自分で、切り裂き
自分の血を、自分で飲み込むようなことを続けるなら
許さない !
絶対ゆるさない !

若いとき見たおまえの夢は
未来に投げかけたおまえの希望は
膨らみ、はじけそうになっているというのに

おまえの見えない後ろの舞台で
大道具、小道具が整った、というのに
間もなく緞帳が揚がる、というのに

主人公の姿がない
舞台監督がいない
プロデューサーが、顔を見せない
こんなことは、ありえない
許される事ではない

キャンバスに描いてきた絵に、仕上げのサインをいれる時なのに
ジグソーパズルの最後のピースが、そこにあるというのに
作者が、プレイヤーが起きてこない

自信を無くした、と
もういいだ、と
おまえの周りの世界は、おまえが撒いた種から
もう咲き始めてるっていうのに

目を覚ませ
起きろ
もうひと踏んばりだ
諦めないでくれ
スベテが、水の泡になる

ゴールテープが目の前にあるっていうのに
ありえないことを、なぜしたがる
目を覚ましてくれ
頼むから
、、、