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年代別の女性ホルモン~妊娠期~

女性ホルモンは、10代前半から中盤にかけての思春期や妊娠、更年期など様々な場面で女性の身体に影響しています。
何回かに分けて年代別の女性ホルモンの役割についてご紹介していますが、
今回は、妊娠期おける女性ホルモンの役割についてです。

1,妊娠期の女性ホルモン

妊娠期には女性ホルモンのバランスが大きく変化します。

プロゲステロンは妊娠が進むにつれて増加し、子宮内膜を厚くし、胎児の着床や妊娠の維持に重要です。
また、妊娠中にエストロゲンも増加し、子宮の血流を増加させ、胎児の成長と発育をサポートします。
さらに、人絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが妊娠初期において胎盤から分泌され、黄体の維持や胎児の成長を促進します。

これら3つのホルモンのバランスが妊娠の正常な進行に重要な影響を与えます。

2,妊娠期における女性ホルモンの変化

妊娠期における女性ホルモンは、妊娠初期から後期へと次第にそのはたらきが変化します。

・最初の数週間
黄体ホルモンであるプロゲステロンが急激に増加し、子宮内膜を整え、胚の着床をサポートします。また、エストロゲンも増加し、胎児の成長と妊娠の進行に影響を与えます。

・妊娠初期
妊娠初期は、女性ホルモンの変化が顕著です。
卵巣がプロゲステロンを急激に分泌し、子宮内膜を整えて胚の着床をサポートします。また、妊娠を維持するためにプロゲステロンの役割が重要です。
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)も増加し、胎盤の形成と機能を促進します。これらのホルモンのバランスが健康な妊娠の基盤を築きます。
妊娠初期の方の70%〜80%の方が経験すると言われているつわりも
これらのホルモンの変化が原因と言われています。

・妊娠後期
エストロゲンやプロゲステロンのレベルがさらに上昇し、出産の準備として子宮筋肉を緩めるなどの変化が見られます。これらのホルモン変化が妊娠全体の正常な進行をサポートします。

3,妊娠期の女性ホルモンに大切なこと

妊娠期の女性ホルモンは、お母さんだけではなくお腹の赤ちゃんにも影響します。
特にプロゲステロンやエストロゲンなどが胎児の成長や妊娠の維持に関与しています。医師の指示に従い、バランスの取れた食事、適切な運動、定期的な検診を心掛けることが大切です。


4,おわりに

いかがでしたか?今回は、妊娠期における女性ホルモンについて紹介しました。
お母さんにとっても、お腹の赤ちゃんにとっても大切な役割を担う女性ホルモン。
バランスの取れた食事や定期的な検診を心がけて、健康な妊娠期を送りましょう!

また、女性にとって大切なホルモンについての知識を持つことで、いつまでも健康で美しくありたいですね。


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