かとうの思索

かとうしんやが考えたことを書く場所です。 記事を読んで、少しでもハッピーになってくれれ…

かとうの思索

かとうしんやが考えたことを書く場所です。 記事を読んで、少しでもハッピーになってくれればいいな〜と思ってます!

最近の記事

noteの更新をしばらく辞めます(思い上がりと「首から上だけ」の知性)

大変ありがたいことに、何人かの友達は度々僕の駄文を読んでくれて、 感想まで伝えてくれます。 本当にありがたいです。 突然なんですけど、ここ半年間くらいの自分の考えや行動を振り返ってみて、 「なんかすごく思い上がっていたなぁ」としみじみ反省しました。 noteの更新をしばらくは控えようかなぁと思ったのも、これが主な理由です。 僕の考えてることや他人にも伝えたいことって、 もちろん自分の経験として実感していることも多いんですけど、 同じくらいかそれ以上、 本から得た知識だった

    • 自分にも、「ありがとう」

      「自分は自分で他人は他人」 あるいは 「我思う、故に我あり」 そういう人間観も、ある側面から見れば正しいんだと思う。 どういう側面か? それは 社会的最小単位の個人としての側面。 客体としての私。 でも、一方で私は主体として存在している。 主体としての「私」を考えたとき、 「私」は「あなた」なしには存在し得ない。 主体は、客体なしには存在し得ないから。 だから、「君あり、故に我あり」 「私」を取り巻く様々な存在に、ありがとう。 主体としての「私」とは何か? それは、現

      • 足知

        ”陰”がそこにいる。 私はその存在が妙にたまらなく鬱陶しくて、 手中の電灯でそいつを照らす。 ”陰”はそこからいなくなる。 けれども今度は、 その灯りが届かない、部屋の隅っこの方に、 また”陰”が佇んで居る。 私は息が詰まる思いがして、再び”陰”を照らして追い払う。 ”陰”はそこからいなくなる。 また”陰”が佇んでいる。 私は照らして追い払う。 ”陰”はそこからいなくなる。 また”陰”が佇んでいる。 私は照らして追い払う。 幾度も繰り返して、気が狂いそうだ。 ”陰”が

        • 「生きる意味って何ですか?」

          「生きる意味って何ですか?」 この問いは有史以来、人類によって最も多く発せられた問いのうちの一つだと思います。また、答えによってその人の価値観が分かる面白い問いでもあります。 親に対して、尊敬する師に対して、あるいは自分自身に対して、誰もが一度は問うてみたことがあるのではないでしょうか。 今回は、この問いに対する僕なりの答えを書いていきたいと思います。 ホモ・サピエンスとしての人間が生きる意味 僕の答えは2通りあります。 すなわち、「人類種:ホモ・サピエンスが生きる意味」

        noteの更新をしばらく辞めます(思い上がりと「首から上だけ」の知性)

          『シン・ウルトラマン』感想:道化的ヒーローと『野生の思考』

          *本記事はあくまで個人の感想であり、製作者の意図するところを考察するものではありません。 *本記事は、映画『シン・ウルトラマン』と漫画『進撃の巨人』のネタバレを含みます。 はじめに僕は小さい頃、ウルトラマンが大好きでした。 幼稚園のころは、両親に買ってもらったウルトラマン図鑑を隅から隅まで読み尽くし、色んなウルトラマンの名前を暗記して遊んでいました。 浅草で行われていたウルトラマンのイベントに、父親に連れていってもらったのは今でも覚えています。 そんな僕の中のウルトラマンブ

          『シン・ウルトラマン』感想:道化的ヒーローと『野生の思考』

          自律神経失調症に7年間悩まされた男の結論

          最近、7年間悩まされ続けた起立性調節障害(自律神経失調症)を克服することができました。 今回は、僕が自律神経失調症を患ってから、どんな経過をたどって完治に至ったのかを書いていこうと思います。 ちょっと長くなるので、「早く改善策が知りたいんだよお!」って 人は”効果的だった改善策”の項目まで飛ばして読んでみてください、 診断 遡ること7年前。中学1年生のころ、僕はバスケ部に所属していました。 元々サボり癖があった(思い返すとこれも自律神経のバランスが悪かったせいかもしれませ

          自律神経失調症に7年間悩まされた男の結論

          「人間味」と呼ばれる性質は、 "不完全さの自覚" と言えるのではないだろうか… とふと思いました。

          「人間味」と呼ばれる性質は、 "不完全さの自覚" と言えるのではないだろうか… とふと思いました。

          僕のゆるゆる就活論 -不安を煽るヤツらに中指を立てよう編-

          僕は現在大学3年生で、絶賛就活中です。 さて、皆さんは就活してますか? まだ始めてない人も、真っ只中の人も、早めに終わった人もいると思います。 就活は本当に人それぞれだと思うので、自分のペースでゆっくりやっていきましょう〜〜〜〜 というのが今回の結論です。 さて、就活してると「まだ内定がない方必見!」みたいなメールや、 「内定が貰える学生と貰えない学生の違い」みたいなインスタの投稿をよく見かけますよね。 こういうのとか こういうのとか 個人的にはこういうの大っ嫌いです

          僕のゆるゆる就活論 -不安を煽るヤツらに中指を立てよう編-

          行動は3つに分類できる。 ①やる意味があることが分かっているもの ②やる意味がないことが分かっているもの ③やってみて初めて意味が分かってくるもの ①と②は経験に裏打ちされています。 経験は、行動を選択するための見識を与えてくれます。 だから、分からないならまずやってみたい。

          行動は3つに分類できる。 ①やる意味があることが分かっているもの ②やる意味がないことが分かっているもの ③やってみて初めて意味が分かってくるもの ①と②は経験に裏打ちされています。 経験は、行動を選択するための見識を与えてくれます。 だから、分からないならまずやってみたい。

          鬱病のアンパンマンは他人を救えるか?

          ちょっと変なタイトルをつけてみました。 今回は、さいきん僕が実感したことを、皆さんもご存知の『アンパンマン』に例えて書いていこうと思います。 ちなみに、 「自分を犠牲にせず、他人を手助けするにはどうすれば良いのか?」 というのが今回のテーマです。 アンパンマンは、"自己犠牲的なヒーロー"というイメージが強いのではないかと思います。毎日毎日、困っている人を探しにパトロールに出かけ、お腹が空いている人がいれば自分の顔をちぎって食べさせてあげます。 幼い頃に誰しも一度は、自分の身

          鬱病のアンパンマンは他人を救えるか?

          僕がnoteを書く理由

           僕は少し前から、読んだ本の記録をインスタで投稿したり、こうしてnoteを書いたりしています。元々特に何の考えもなく始めたことなんですが、最近自分なりに物事を発信する理由のようなものを見つけたので、書いていこうと思います。 2021年の6月、僕はひどい抑うつ状態でした。理由は就活でした。社会に出るのが怖いし、責任なんて負いたくないし、面接とか嫌だし、将来社会で上手くやっていける自信がありませんでした。(ちなみに現在はカウンセリングを受け、毎朝ヨガと瞑想をしているのでスーー

          僕がnoteを書く理由

          生きやすくなるためのヒント:一貫性について

          はじめに今回は、最近読んだ2冊の本; ▷ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器』 ▷サティシュ・クマール『サティシュ・クマールのゆっくり問答』(辻信一 訳) をもとに、僕が考えたことを書いていこうと思います。 あなたは、自分の発言や行動に一貫性を持つことについて、どう思いますか? 「初志貫徹」や「首尾一貫」のような四字熟語が表すように、一貫していることは、一般には望ましいことであると言えます。 しかし、一度立ち止まってよく考えてみてください。 一貫していることは、「誰に

          生きやすくなるためのヒント:一貫性について

          アイデンティティの確立と近代的「大人」像 —大人こそ、甘えるべきである

          アイデンティティの確立あなたは「アイデンティティ」という言葉を聞いて、どんなことを思い浮かべるだろうか。人によって様々だとは思うが、「アイデンティティは確立するべきものである」と考える人は多いのではないかと思う。 そもそも、「アイデンティティの確立」は、アメリカの心理学者であるエリク・H・エリクソン(1902-1994)により提唱された概念である。 彼は、「アイデンティティの確立」を、誰もが青年期に直面する心理的課題であるとした。そして彼以来、アイデンティティ=確立するべきも

          アイデンティティの確立と近代的「大人」像 —大人こそ、甘えるべきである

          「自己」肯定感について-分人主義の視点から-

          ●はじめに 近年、「自己肯定感」という言葉をよく見かける。 本屋さんに行けば「自己肯定感を上げる方法」のようなタイトルの自己啓発本が所狭しと並んでいるし、Youtubeで検索すれば「私なりの自己肯定感の上げ方」のような動画が何万回も再生されている。 かく言う私も、この「自己肯定感」という言葉に長年振り回されてきた。 高校の頃は自己肯定感が低いことを自称していたし、「自分で自分のことを好きになれたら、どれほど人生が楽しくなるだろうか」などと考えることもあった。そこで、先述し

          「自己」肯定感について-分人主義の視点から-

          感情と論理について

          *これを検討することのメリットについては最後に示したので、 「そんなこと考えて何の意味があるの?」 と思った人は、そこを見て読むかどうか判断してください。 「感情」と「論理」は、二項対立として語られることが多い概念である。 「右脳派?左脳派?」 「あなたは感情的?論理的?」 「文系は感情的で理系は論理的」 「女は感情的で男は論理的」 など、感情と論理を二元論的に対立させて捉える言説は枚挙に暇がない。 これほどまで両者が対立する概念として位置付けられているため、 感情と論理

          感情と論理について