見出し画像

今年もクリぼっちです。もう死にたい。

今回は友達も恋人もなく、「クリスマスが来るのが怖いです。」と仰る26歳OLさんからのご相談。大半の女性が彼氏もヤリ友も友人もなく、クリぼっち状態に在るんですけどね。
ですから「あなたは決して一人じゃない」とも言えるのですが、それじゃその辺の頭の悪い人生相談と一緒ですものね。よろしい。フェル流でお答えしましょう。

フェル先生こんにちは。Cakesからの大ファンですが初めて投稿します。
私は社会人2年目の26歳です。女子ですが機械系院卒です(笑)。
学生の頃から友達が少なく、1人でいることが多かったです。
会社に入ってもそれは変わらず、1年目はコロナで飲み会とかなくて仕方がないと思っていましたが、コロナが収束してからも、会社の誰からも誘われません。ずっと一人ぼっちです。
みんながクリスマスの予定を話しているのが聞こえると、泣きたい気持ちになります。
寂しくて仕方がない。生きていることが苦しいです。
院生のころから、このまま消えてしまえば楽になるのではないかと思うようになりました。
一人で考えているとどんどん鬱になってしまうので、人に相談したいのですが、内向きな性格なため、誰にも相談できないでいます。
会社にはカウンセラーもいますが、自分の話をする勇気がなく、まだ一度も行っていません。
仕事が忙しいため、気分転換をするための時間もなく、息抜きはネトフリを見るくらいです。
最近は死なないよう我慢していることがつらくなってきました。クリスマスが来るのが怖いです。
こんな苦しみからの脱した方を教えて頂けますか。
よろしくお願い致します。
26歳 女性 会社員 mechanical engineering

クリスマスに死にたくなってしまう女性って、実は少なくないんですよ。
特に銀座のホステスさんに多い印象です。西麻布のサロン嬢は普通に彼氏がいますから、別に寂しくもなんとも無い。新宿や六本木のキャバ嬢の太客は独り身の人が多いので、クリスマスに彼らとデートすれば良いのでやはり寂しくない。
でも銀座は違います。銀座のクラブの客は基本的に家族持ちです。だからクリスマスは家で過ごす。特に今年はイブが日曜日だから、尚のこと家で過ごす。銀座のホステスさんは、
女性にとって天皇誕生日より大切なイブの夜を、膝を抱えて一人で過ごすことになるのです。で、「もう死にたい」となる。

今から20年くらい前でしょうか。当時はやたらと接待が多い部署に所属していて、ヘタすると月に100万くらい会社の経費を使っていて、その日はクリスマスの土曜だと言うのに某半導体メーカーの役員とゴルフに行ったんですね。ゴルフの後は“打ち上げ”と称して「麤皮」というバカ高いステーキ屋で食事に行く。ともかくカネがかかります。平日ならそのままクラブへ行くのですが、土曜日だからクラブは開いていない。近くのバーで一杯やって、そろそろお開き、という時に携帯が鳴った。よく利用していたクラブのホステスさんです。
「ヤマグチさん?」「ああ。どうしたの、こんな時間に?」「私、これから死ぬから」「......え?」「私、これから死ぬから」「ちょ……なに言ってるんだ。ちょっと待ちなよ!」
私のただならぬ気配を察した役員氏が、どうした?と聞いてくる。「知り合いの女性なんですが、今から死ぬと言っています」「なに、銀座の子?」「そうです」「仕方ねぇな。今から行くぞ。タクシー拾え」「え、あの......」「早くタクシー拾え!」

ここから先は

1,420字 / 1画像
週1の人生相談に加え、適当な.....いえ適度なペースで,,,,

週刊フェル

¥800 / 月 初月無料

フェル先生のさわやか人生相談に加え、色懺悔や清廉潔白な日常をチマチマと公開していきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?