日曜日の夕暮れ、白い月が昇ってきました。

先週分のInstagram投稿まとめです。

【気脈】

うまい、早い、安い、を実現する方法は、
２通りあると思います。

ひとつは、作り方を事細かく
徹底的に言語化し、誰にでも、
大量に作れるようにする方法。
いわゆるマニュアル化。
暗黙知の排除ですね。
資本主義経済はこれで発展してきました。

もうひとつは、徹底して顧客の気持ちに
共感して、商品サービスを提供すること。
リピーター、つまりファン相手にした商売ですね。
顧客の好みを熟知し、
顧客が細かい注文を言わなくても、
期待を上回る満足を提供する。
安いの意味が少し違いますが、
無駄な時間を使わないことは
付加価値があります。

前者と後者、どちらのほうが
人間の永続的な営みだと感じますか？

資本主義も人間の偉大な所産ですが、
それが手段であるか、目的であるかは
人それぞれの考え方があると思います。

「誰にでもできること」と
「わたしにしかできないこと」

後者で溢れるマーケットができたら、
世の中がとても豊かで面白くなるだろうな

そんな夢を見ながら、
仕事作りの準備をしています。

【懸命】

もう40年近く昔のことですが
小学校の教室の黒板の上に
「懸命」と書かれた額が掲げてありました。
担任教諭の指導方針だったと記憶します。

何をがんばるのか、何のためにがんばるのか、
そういう話は覚えていませんが、ただただ
勉学とか成長に向けての姿勢を正した訓示。
戦後復興を成し遂げた
絶好調な昭和時代の薫りがします。

戦後の貧しさから
脱出する一心の欠乏マインド。
正解は、経済成長ただ一点に
集中すること。
そのおかげで物質的に豊かになったことは
先人への感謝しきりです。

ただし、経済成長一辺倒の生活で
払った代償もあったでしょう。
健康、家族との寛ぎ、友情を味わう時間。
いまあるものをお金で守ることはできても、
失ったものはお金で手に入れることが難しい。

何をがんばるのか、何のためにがんばるのか。
命を懸けると書く以上、答えは人それぞれです。
人それぞれであっていいし、人と比べるものではない。
ましてこの豊かな時代、
人から強いられることでもない。

まず自分を幸せにすることが
懸命の対象であり目的だろうと思います。

【落ち着く】

あのひとはマイペースだ、と言うとき、
周りのことを気にしない勝手な人という
評価をすることが多いように思います。

けれど、見方によっては、
環境の変化に左右されない、
安定した行動をとる人
と見ることもできます。

環境の変化や周りの評価は受け止めても、
自分の心を奪われてしまうのではなく、
そういう時こそ自分の心に従って動く人。

それがマイペースな人であり、
信用できる人だろうなと思います。

【栄光】

栄誉ではなく、栄光。
違いはどこでしょう。

栄誉は、承認と評価です。
褒める立場の人から認められて
褒め称えられること。

栄光は、輝かしい状態。
自分が喜び、
自分が誇らしく思い、
自分の心が高揚していること。

他人の評価に無関係なほど
栄光に向かって走ってく。
栄誉に向かって走ってくのは
なんかカッコわるく聞こえる。

ぼくも、栄誉よりも栄光に向かって
走っていきたいなと思います。

【果敢無い】

願望とはそもそも果敢無いものですね。

実現が約束された願望は
願望ではありません。
頑張らなくても、実現することが
約束されているんですから。

とはいえ、全く予測が
つかないのもちょっと心配。
でも、そんな夢なら
はなから見ないと思うんですね。

なんか気になる、
なにか引き寄せられる、
その直感に素直な人ほど
心に正直な人ほど導かれる。

せっかく縁のあった願いごと、
余計なことは気にせず
真っ直ぐに成就させてあげましょう。

【清らか】

清らかな心というと
世間離れした
少し遠い存在に思いますが、
ひとり胸の内に戻った心は
きっと清らかではないかと思います。

醜い欲望や、世俗的な汚れは
人間同士の間で繰り広げられる
不快な行いや思惑と言えます。
競って人を陥れようとしたり、
他人の不幸をからかったり。

もし、無人島で一人になったらば
そんな思考におよばないと思うんです。

人間の頭脳は優秀なもんで、
つい人間関係についてばかり思考しがち。

頭を休めて、自分のしたい気持ちに
意識を集中してさえいられれば、
心が清らかに保たれるように思います。

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