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収穫を終えたアルバリーニョの畑より

ワイナリー前の畑(エルマール)のアルバリーニョ収穫翌日の昨日は雨でした。果実を獲り終えた樹を見ると何だか力が抜け落ちるよう。収穫したら醸造にも勤しまなければならないのですが、無事に収穫できるように毎日、不安な思いで緊張して世話してきたので...。

特に今年の気候は、7月の雨、雨、雨、...。                 そして8月中旬以降、収穫直前までの猛暑。
アルバリーニョのもうひとつの畑(棚の畑)は、7月の雨による病害は凌いだのですが、雨・湿気対策にプライオリティを置いた栽培スタイルが裏目にでて遅い夏の日照りによる果実の日焼けで収量を昨年比マイナス80%まで落としてしまいました。そんな事情もあって、この畑のアルバリーニョの重要性が高まりました。お陰様で収穫したぶどうは糖度も酸も高く期待を抱かせる品質です。

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尋常ではない雨と暑さの中でも元気に育ったぶどうと、1年間細かな作業にも労を惜しまずケアしてくれたスタッフの頑張りに感謝です。本当に頭が下がります。

さて、収穫を終えたアルバリーニョの畑は今日から来年に向けてスタートです。ぶどう樹は冬の休眠前の秋のうちに来年のためのエネルギーを光合成して貯えます。幸い今年のアルバリーニョはまだまだ元気ですのでもう少し頑張ってもらいます。もちろん、私達ヴィニュロンも"脱力"は昨日まで。ワインの仕込み・醸造に取り組みながらも、今日からはまた魂を入れ直して次の収穫の畑・収穫を終えた畑との二足・三足のわらじを履いて来年以降にも備えます。

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