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#070 ハンズで出合ったノート

 ハンズの文具コーナーを歩いていたら、シンプルな黒表紙のノートが目に留まった。見たことがないなと近付くと、棚に以下のような説明の紙が貼ってあった。
● 鉛筆デッサン用に開発された、表面が少し粗目の紙
● 紙の特徴
  鉛筆・シャープペンシルの乗りが抜群
  筆圧によって、強弱やかすれなどの繊細な表現が可能
●薄いのに万年筆で書いてもインクのにじみ・裏側への抜けがほぼない。

 これは良さそうだと手に取り、表紙を開いた。クリーム色で無地。好みだ。いいぞ。
 紙に触れた。ウン?! この手触り感。これ、マルマンのクロッキー帳の紙に似ていると直感した。

 私は散歩のとき、マルマンのA4サイズのクロッキー帳を持って行き、セーラー万年筆のふでDEまんねんでペン画を描くことがある。いままでクロッキー帳9冊を使った。1冊50枚だから450枚ペン画を描いたことになる。450回触れば指が紙質を覚える。そのマルマンのクロッキー帳の紙にそっくりなのだ。
 クロッキー帳の紙は薄いが、太字のペン先でドバッと描いても滲みや裏抜けはない。細字のペン先でガリガリ描いても破れることはない。信頼できる紙だ。
 これはいいぞとノートの帯を見た。
 Ypainigmho B6 クリームクロッキー紙 無地
 maruman×HANDS
 イペニモは、ハンズとマルマンの共同研究で生まれた創造性を高めるためのノートです。

 これで納得。このノートの紙はマルマンのものなのだ。私が使っているクロッキー帳の紙と全く同じなのか、コラボ品として改良されたものなのかは不明だが、同じ表情をしているし手触り感も同じだ。おそらく同じ紙だろう。
 ノートの中表紙に、こう記されている。
 The only thing you need to enhance your creativity.
 ギリシャ語で”ヒント”を表すイペニモ。
 書くことでアイデアを整理し、創造性を高める。
 その1ページ1ページが新たなステージへのヒントになっていきます。

 ノートのサイズはA5、B6、A6(横書き)の3種類。私はそれぞれ4冊ずつ購入して、ハンズを後にした。

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