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ドマイナーだけど僕の半生に関わるゲームを紹介する

皆さんは「幻獣物語2」(以下、げんもの)というソシャゲを知っているだろうか。

ドが付くマイナー

もし知っている人、プレイしている人がいたらかなりの通、もしくは変人だと思う。
今年で9周年を迎えたゲームなのだが、僕はたまにこのゲームに帰ってきて遊んでいる。いつも遊んでいるゲームではない。

僕はこのゲームをリリースから2か月後の2014年からプレイしている。
我ながらどうかしている。
しかし、このゲームを通じて知り合った友達10人弱とはもう8年ほどの付き合いを付かず離れずでしてきている。今更飽きるとかどうとかいうレベルではない。誰かが飽きてる時にも誰かは熱心にやっている、そんなゲームだ。
今回はこのゲームを今一度見つめてみるとともに何となくこれを知らないみんなに紹介をしてみる。
間違っても今の最先端のゲームとは比べるべくもないが、まぁ僕らが8年だの9年だの遊んでるゲームであることも間違いない。
まぁ暇潰しと思って聞いていってほしい。

げんものはいわゆる放置ゲーというジャンルである。
プレイヤーは幻獣という相棒を一体渡され、この幻獣を様々な手段で育てていく、と言うだけのシンプルなゲームだ。
幻獣の育成は大きく「ダンジョン」「討伐」に分かれる。
「ダンジョン」は幻獣をダンジョンに派遣して探索させるというもので、ダンジョンごとに決まった時間(10分~120分)放置して、その間に幻獣がアイテムを拾ってくるシステムになっている。

派遣先を選ぼう

「討伐」の方は文字通り自分の幻獣を敵や他プレイヤーと戦わせるというものだ。
敵は今やかなりの種類があり、アイテムを使うと実に様々な敵と戦うことが出来る。

殴る相手を選ぼう

また、討伐は4体まで同時に参戦可能で、フレンドや知らない人とパーティを組んで戦うことが出来る。戦闘はフルオートでランダム性もほぼないため、始まる前に結果は大体予測できるし、戦闘描写もただ数字が飛び交う簡素なものだ。
強敵相手になればある程度の役割分担はあるが、明らかにプレイヤー側のインフレの方が早いゲームなのでPvEで本当に苦労することは一部イベントを除いてない。
そのため、身も蓋もない言い方をすれば討伐は経験値とアイテムドロップのために行うものとも言える。
対人要素はあるにはあるが必須ではないし敷居も高く、やることがなくなった強者たちの遊びとなっているためここでは割愛する。

システムとしては大体こんな感じだ。
それだけ?と思っただろう。そう、それだけだ。何せリリースは10年近くも昔のゲームだし開発会社もかなりこぢんまりとしている。ある程度は仕方ない。
ただ幻獣とは違うところにある種エンドコンテンツのようなシステムがある。
それが「マーケット」だ。

魑魅魍魎が集うメ○カリ

ここでは他の全プレイヤーを対象にフリーマーケットのような事が出来る。
値段を決めてアイテムを出品したり、並べてあるアイテムを買うことが出来るのだ。
実装アイテムの一部の例外を除いてほぼ全てのアイテムはここで手に入る。
正攻法で幻獣がダンジョンや討伐で手に入れたアイテムを売ってお金を増やしてもいいし、転売みたいに仕入れと売却を繰り返して儲けを生み出す事も出来る。
イベントなどで需要が高まった時に売れば大きな利益を上げることが出来るし、逆にイベントで供給が需要を上回れば当然価値も落ちていく
マーケットの価格にはCPUが介入する余地はないためある意味一番純粋なPvPとも言える。言えるか?
クソ高い
課金ガチャもあり、そこで手に入れたアイテムもマーケットに出すことが出来るし何ならガチャ箱自体を売りに出す事も出来る。

この幻獣を対象にした盆栽育成ゲームとマーケットを介した他プレイヤーとのリアルなマネーゲーム、これがげんものの楽しみ方だ。
プレイヤーはあの手この手で資産を増やし、自分のなりたい幻獣にするためのアイテムを用意し、装備を整える。
たったこれだけなのになかなかどうして、これだけ長い間休止しつつもやっているのだから面白いは面白い。スルメゲーというやつだと思う。
アクション要素は全くないので、その方面での期待はしないでほしい。

このゲーム、続けていればいる程に扱う金額の規模がうなぎ上りに上がっていく。
万年金欠というプレイヤーもいるが、そういう人達も必要とする金額が上がっていくから金欠になるのである。
僕は適当なライトプレイヤーだが、今の所持金は90億強である。資産で言えばそれの数十倍くらいはあると思う。
多っ、と思っただろうか。こんなものは序の口である。何せマーケットの設定金額の上限は999億だ。強い装備も買いたいし、強い幻獣になれる変化アイテムは高いし、レベリングを早く行えるアイテムにも金がかかる。

今欲しい装備
桁が狂っている

強くなればなるほど次の強さが欲しくなる。自分の幻獣をもっともっと強くしたくなる。そういうゲームだ。

ゲームのメインとなる幻獣は人型から獣、ドラゴンまで非常に多くの種類がいて、今は800種類くらいある。
この幻獣は課金通貨(一応無料での入手も出来る)で所持枠を増やすことができ、今はプレイヤー一人につき最大10体まで幻獣を所持できる。
ソシャゲの例に漏れず神話などを元ネタにしたものからオリジナルのものまで実装幅は多岐に渡る。

スセリヒメ
和風ゲームなので日本神話からの出典は多い
風陣龍
擬人化ならぬ擬龍化
黒陸吾
マイナーな伝説動物も意外といる

味のあるグラフィックはドット絵で、ある意味省スペックに割り切っているとも言える。今時の美麗な他ゲーの一枚絵のようにはいかないが、育成するという観点ではちょうどいいのかもしれない。
多くのプレイヤーはこの中から自分の好きな幻獣を見つけてその幻獣になるために色々と準備をする。
変化するには幻獣に対応したアイテムと一定のレベルがあればいいので至極単純だが、その変化も一つの幻獣から変化できる変化先は数種類と決まっている。
そのため、目標の幻獣になるために大体の場合様々な幻獣を経由することになる。これらの変化アイテムも当然必要なので、最初はそれだけでもかなり時間が掛かるだろう。

ただ、これらを乗り越えて理想とする幻獣を所持できた時はやはりそれなりに嬉しい。
僕は7年前に実装されたとある幻獣に一目惚れし、友人たちの手を借りながらあらゆる金策をしてすぐにその幻獣になった。
その幻獣は僕のアカウントでも不動の位置となっており、もう5年以上鎮座している。トップのバナーの幻獣だ。
その幻獣に見合う装備も時間をかけて集めた。
しかし当然ソシャゲなので、新しい装備も幻獣も常に増え続ける。
僕のその幻獣は実装当時は環境トップクラスの強さだったが今は良いとこ中堅どころである。だからと言って強い方が良いか、と言うとそうでもないのである。
このようにいわゆる"推し"を楽しむゲームでもあるので、そういうのが好きでお気に入りの幻獣を見つけられた人は楽しめるかもしれない。

長くなったがまぁ概ねこんなところである。
当然もっと奥深いシステムも多々あるが、今それを書いても仕方がないだろう。僕はまぁまぁベテランなので大抵の事なら答えられる。
無理にとは言わないがちょっとでも興味が湧いたら一旦インストールしてみてもいいかもしれない。
そこそこの資産はあるので言ってくれれば序盤のお手伝いくらいなら十分できる。気軽に声を掛けてほしい。
ただ今回は僕がツイッターでもこのゲームの話をしたいなと思って気まぐれに紹介してみたというだけである。

9年やっていただけあって、これを共に遊んでいる友人達とのいろいろなエピソードも沢山あるので面白く書けたらいつか書き残したいと思っている。

以上、リコでした。

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