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ジャスミンさん家の台所

今回の舞台はトルコサフランブルにあるジャスミンさんのお家の台所です。

サフランブルはトルコの首都であるイスタンブルからバスで大体6時間から7時間くらい

その名の通りサフランが取れることで有名な場所です


街の中心にあるサフランのお花のモニュメント

ジャスミンさんとの出逢いは非常に偶然

この街に一人で来ていた私は、ちょうど立ち寄ったお土産屋さんでジャスミンさんとお話しをしてその流れでそのままその日にお宅にお邪魔させていただくことになりました

ジャスミンさんのお家はもともと彼女が幼い頃から民宿を営んでおり、
一年に何度も日本人の大きなグループが民宿に
泊まりにきていたそう。

そのおかげでジャスミンさんは日本語ペラペラ笑
トルコでは日本語を話すことができる方を街で何度も見かけます

その中でもジャスミンさんの日本語は発音からなにから非常に流暢
宮沢りえ似の美人さんで日本人観光客からは大人気だったそう
聞くところによるとジャスミンさんの初彼氏は日本人だとか、、

ちなみに現在はコロナの影響、また民宿を営んでいたご両親が引退なされたことから民宿の営業には幕を下したとのこと

その代わりに同じ場所でお土産屋さんを営み、建物を博物館として公開されています


ジャスミンさんのお家はサフランブルの旧市街から丘を上ったところにある新市街にあります


綺麗に整頓されたキッチンにはトルコで定番の赤色のトルコ絨毯が

どのお部屋にもどんなところにも存在する
トルコ絨毯
日本人の畳よりも、もっと彼らの生活に根付く
必需品です

2枚目の写真の左側にあるのはコーランです

奥のお部屋は洗濯物を干すためのベランダになっています
洗濯機からの距離も近く効率的に家事をする
ジャスミンさんの動線が目にみえるよう


ベランダ 広すぎ!ってかんじです笑



大きな戸棚にはたくさんのスパイスと、
もちろんお茶!
トルコといえばのチャイですね

静岡県生まれの私は一応日本生粋の(?)お茶の産地ということもあり、
昔から家では急須に茶葉を入れ緑茶を飲んでいたわけですが

こちらでも同じく、というかもっと頻繁にチャイを飲みます




こちらがチャイを入れるやかん

二層構造になっていて、下には熱湯がはいります
上には茶葉が入り下のポットの水が沸騰するまでの間茶葉は蒸らされます

水が沸騰したら茶葉の入っている方のやかんに水をそそぎそのまま火にかけます

トルコのチャイはとにかく暑い!
真夏なのにみんなあっつあつのチャイをぐびっと飲みます笑


食洗機には大量のチャイのグラスが笑
ここからみてもどれだけ頻繁にチャイをのんでいるかがわかります

ジャスミンさんの次女のアジアは中学生で
絶賛思春期真っ最中

その彼女でさえ、お母さんに反抗しながら自分でやかんでチャイをいれ
家族の分もとっておいてくれます笑

トルコ人とチャイは切っても切り離せない関係にあるんですね


そしてこちらが伝統的なトルコのあさごはん
トルコの朝ごはんの定番メニュー

トマト
きゅうり
チーズ
オリーブ
ジャム
ときどきハム
そしてごまパン

トルコではそこらじゅうに「シミット」というごまパンが売られています

ジャスミンさんのお家ではこちらのメニューの朝ごはんを6歳の末っ子アーシャちゃんと一緒にいただきました



たべかけの写真ですみません、、

シミット専用のチーズまで売り出されています

小分けパックになっているので使いやすい

よるごはんも作っていただいたのですがそれはまた別の記事で


それぞれのお家のキッチンはその国の文化や食習慣を非常によく表していて
面白い、、

デンマークにいる時も、コーヒとお菓子が出てきてHygge
(心地よさ?的な感じの訳でしょうか)な時間

トルコにいるときも「お茶にしましょうか」
とチャイとお菓子がでてきます

日本の実家にいる時も緑茶があたりまえにでてきました

どこの国でも共通して、それぞれの国の飲み物を飲みながらまったりする時間があります

それぞれのキッチンで茶葉や豆を用意して、
お湯を沸かす
その一手間があたたかさ優しさを生むのかもしれません

国や宗教関係なく、お茶を作る時間、待つ時間、飲む時間は人間が幸せに生きるために必要なものなのかもしれませんね



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