響く
たまに琴線がどうしようもない時がある
何を聴いても涙が出て
人混みではうまく息継ぎができなくて
ブラックが飲めなくなって
琴線は感情なのか
なんの名前もついていない糸は
ただ触れる
大袈裟に
大雑把に
いかにも繊細に
過敏に
女性的に。
どうしようもない波長は感情なのか
これはただの波長で
また退くまで待てば良いのかな
何にもない
海岸線まで引ききった時
誰が立っていて
誰が自分になってるのかな
琴線が響く
心臓のなかにある花畑がざわつく
誰もそこに住んでない
琴線が響く
波長が振れている
誰もそれを聴いていない
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