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読書感想

この本を買ったのは

『もうしのかな』

ある日私のLINEに打たれた
そんな一言からでした

なに死に生きているのか

死神に取り憑かれて
生きている時間が苦痛で
考えても時間があってもどうにもならない
生命維持装置

きっと彼は
私にその一言を打った時

私に何かを付与して欲しかったんじゃなくて
3つ目の人間に落ちたくなかっただけなんだと

聞いたこともない海外のアニメの主題歌
虚栄のSNS
おままごとと正真正銘

手段と目的が逆転してる。

小学生の時に書いた
何で書いたか忘れたけど
大人になる定義の話

わたしはきっとあのころから
3つ目の人間なんだろうな

父がコピーまで取って喜んでいたことを
忘れない

LINEの言葉が刺さるたび
私が3つ目の人間なんだと思い知らされる

ぐるぐる回る運命の中で
あなたの言葉も回りながら
歩くしかないこの人生で。

もうしのかな
きっと全てで
きっと全部だ。

死にがいを求めて生きているの
朝井 リョウ

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